2003年4月12日、千葉県の東関東自動車道で、千葉県警の白バイ隊員・水島舞(28歳)が巡回中に突然姿を消した。 舞は婚約者の田所正志との結婚を翌年に控え、仕事にも誇りを持つ真面目な警察官だった。最後の通信後、湾岸幕張パーキングエリアの監視カメラには、舞が施設へ入った後、別の男が彼女の白バイで走り去る姿が映っていた。 しかし白バイは料金所を通過した記録がなく、舞の行方も分からないまま事件は未解決となった。家族や婚約者は10年間、諦めずに捜し続けた。 2013年、新たな映像解析によって、犯人の服装や腕時計、周辺に映った配送車から元配送ドライバーの酒井誠が浮上。追及された酒井は犯行を認め、白バイを隠した場所と舞の遺体の場所を供述した。 発見された白バイとDNA鑑定により、舞の身元が確認された。 事件は、10年前には見つけられなかった小さな証拠が、新しい技術によって結びついたことで解決へ導かれた。家族は悲しみながらも、長い年月を経てようやく真実と向き合うことになった。