"親族会議で追放された妻――翌朝、七枚のカードが全停止" 第7話
才社の会社
宮田商事が本格に崩れ始めたのは、それからだった。
私は会社を潰す指示などしていない。
へ圧力をかけたわけでもない。
やったことは、自分の会社が提供していた保証と規発注を、契約に従って終しただけだった。
それで会社が傾いた。
つまり、最初から翔平ではっていなかったということだ。
「取締役名から辞任届がています」
野が報告した。
「経理責任者も退職向です」
「理由は?」
「対応について翔平氏が責任を経理へ押しつけたそうです」
私はさく息を吐いた。
変わらない。
何か問題が起きると、自分以の誰かを責める。
庭でも同じだった。
義母と揉めれば「紗良がになれ」。
義父の失言を注すれば「悪気はない」。
会社で部が辞めれば「最の若者は根性がない」。
すべてがの問題だった。
だから、自分が支えられていることにも気づかなかった。
昼過ぎ、元経理部から私の会社へ相談が入った。
翔平が融関へ提した資料のに、実態と異なる表現が複数あるという。
私は黒田に言った。
「必ならへ事実関係を正確に説して。こちらから誇張する必はないわ」
「承しました」
午になると、取引先の社が契約更を見送った。
夕方には社目。
会社の話が鳴り止まなくなる。
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翔平は役員たちを集め、声を張りげた。
「俺がここまで会社をきくしたんだぞ。しくらい苦しいに支えるのが部だろう!」
誰も答えなかったという。
社員は料をもらって働く。
族ではない。
まして、社の自尊を守るためにを預ける義務もない。
その晩、翔平から件目の話が来た。
続けて留守番話。
『紗良、会社の件はおが何とかできるんだろ』
私は最まで聞いた。
『夫婦だったんだから、これくらいして当然だろ』
夫婦だった。
その過形をにしているのに、彼はまだ夫婦の権利だけを求めていた。
私はスマートフォンを伏せた。
翌。
社員への与支払いそのものは何とかわれた。
だがボーナスの部延期が発表された。
社員ので気に噂が広がる。
「会社、危ないらしい」
「社が何かやったのか」
「のろ盾が消えたって」
翔平は社内メールで、
《な部因であり、当社の経営基盤に問題はない》
と送った。
その数、から正式な再審査結果が届いた。
規融資見送り。
既融資についても、財務状況改善計画の提を求。
そのの夜、翔平は再び私へ話をかけてきた。
件目。
件目。
件目。
私はない。
すると、今度は義母からメッセージが来た。
《紗良さん。族なんだから、度話しましょう》
私は画面を見ながら、親族会議での彼女の声をいした。
「平民の血は」
「円も持っていくな」
「さっさと消えなさい」
族。
便利な言葉だった。
自分たちが優位なには排除する。
困ったには、突然その言葉で相を縛ろうとする。
私は返信しなかった。
そしてその夜。
翔平は初めて、会社の庫に残る現と、翌必な支払い額を自分の目で確認した。
数字を見た彼は、しばらく声がなかったという。
りない。
圧倒にりない。
彼が才経営者を演じていられたは、もう終わりにづいていた。
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