"アクセル細工の報い" 第5話
翔太は突然声を荒らげた。
「おのじいさんの遺産があれば、俺の収入なんてなくても暮らしていけるだろ!」
「それは私たちの活費とは別の話よ」
「もういい」
翔太は乱暴にドアをけ、自へ閉じこもった。
それから翔太は、さらに事へをすようになった。
「俺のシャツ、アイロンかけておいて」
「このまま会社に着ていったら恥ずかしいだろ」
以なら、言い方に腹をてながらもやっていた。
しかし何度も続くうち、私は翔太のために事をすること自体をやめようと決めた。
「満があるなら、自分でやって」
ある夜、淡々と告げた。
「私は今、翔太の分まで活費を負担している。それなのに事まで押しつけられるのはおかしい」
翔太の顔が真っ赤になった。
「じゃあもういい。穂には頼らない」
「そうして」
「ただし、その分活費はおがせよ」
こちらの返事も待たず、翔太は吐き捨てるように言った。
私は料理だけは完全に別にした。
掃除や洗濯は自分が活するで必な範囲だけい、翔太の世話はしない。
翔太は朝をべず、夜はして帰るようになった。
顔をわせるも減っていった。
私はその頃から、本気で婚を考え始めていた。
ある週末、私がリビングでテレビを見ていると、翔太が突然テーブルへ何枚ものを置いた。
牛丼、うどん、ファミリーレストラン。
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全てのレシートだった。
「何これ?」
尋ねると、翔太は当然のように言った。
「穂が飯を作らないから、俺は毎してる」
「それで?」
「その費、おが払うべきじゃない?」
私はを疑った。
「どうして私が払うの?」
「穂が料理しないせいだから」
「私に頼らないって言ったのは翔太でしょう」
「嫁なんだから飯くらい作るのが普通だろ」
「活費すら払っていないに言われたくない」
翔太は顔を歪めた。
「どうせ持ってるんだから、これくらいせよ」
結局、目はまた祖父の遺産だった。
「おじいちゃんのおを当てにするのはやめて」
「夫をないがしろにするのか?」
「ないがしろにしているのは翔太の方でしょう」
言い争いになった。
最には翔太がレシートをポケットへしまい込み、玄関へ向かった。
「もういい。父さんと母さんに全部話すから」
その言葉通り、翌、義両親ががへやってきた。
玄関に入るなり、義母が厳しい表を浮かべた。
「穂さん。翔太から聞いたわ。あなた、事を放棄しているんですって?」
義父も呆れたようにため息をついた。
「収入が減って困っている翔太を助けなかったそうだな」
3の線が斉に私へ向いた。
翔太だけは、義両親の背でく笑っていた。
「お父さん、お母さん。し落ち着いてください」
私はこれまでの経緯を説した。
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翔太が3か以活費を入れていないこと。
自分から仕事を抜きし、収入を減らしたこと。
事を切しないのに、私の料理へ文句を言い続けたこと。
しかし義両親の反応は予以だった。
「それでも妻なら夫を支えるべきでしょう」
義母はきっぱりと言った。
「し文句を言われたくらいで料理をやめるなんて」
義父も頷いた。
「夫に従って庭をえるのが妻の役目だろう」
「私は共働きです」
「それが何だ」
義父は軽く笑った。
「穂さんには、おじいさんの遺産もあるじゃないか」
結局、このたちも同じだった。
「翔太に活費を請求する必なんてないでしょう」
義母は続けた。
「りない分くらい、穂さんの貯からせばいいじゃない」
「どうしてですか?」
「夫婦なんだから当然でしょう」
すると翔太が嬉しそうにを挟んだ。
「父さん、分かってくれてありがとう。俺、本当に今活が苦しいんだ」
義母は息子を配そうに見た。
「そんなに変だったのね」
「だから穂から毎し援助してもらえたら」
義父は勝に話をまとめた。
「毎5万円くらい渡してやればいい」
私はすぐに首を横に振った。
「渡しません」
「どうして!」
「翔太は働けないわけではありません。自分で仕事を抜きしているだけです」
私が事実を伝えても、義両親は納得しなかった。
「仕事へのやる気がなくなったのも、穂さんのせいでしょう」
「で妻が支えてくれなければ、男だって気力を失う」
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