みかん小説
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"午前5時30分の配車係" 第8話

妻の写真を提し、

装を説し、

同級の名を伝えていた。

同じ頃。

妻は百キロほどれた施設のベッドで、

夫の名こうとしていた。

そのにあった距は、

横浜と梨の百キロではなかった。

本の話をかけなかったこと。

ただそれだけだった。

 

が由紀子を青葉ホームへ預けた

本当にで終わるとっていた。

警察の聴取で、彼は何度もそう話した。

酒が抜ける。

由紀子の状態が落ち着く。

そうしたら、どこかの病院へ連れていけばいい。

で倒れていたを見つけた」

そう説すればいい。

だが翌になっても、由紀子の状態は戻らなかった。

は断片に言える。

の顔も分かっているようだった。

しかし所の理解は曖昧だった。

に帰りたい?」

庭が尋ねると、頷くもある。

別のには何も答えない。

は、

「今帰したら混乱する」

と言った。

庭はもう度、

「警察に届けよう」

と提案した。

は、

「あとしだけ」

と頼んだ。

その頃には、由紀子の失踪が元でられ始めていた。

チラシも作られていた。

ニュースにもた。

今さら病院へ連れていけば、

から彼女を隠していた理由を聞かれる。

は、最初の夜以に怖くなった。

そして川は、修平へ話をかけた。

由紀子が消えてほど経った頃だった。

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「警察、何か言ってました?」

修平は、

「特に何も」

と答えた。

「駅周辺をもう度聞いて回るらしい」

はその報を庭へ伝えた。

また話。

「目撃報ありました?」

は調べたんですか?」

数か経つと、話の隔はくなった。

だが完全にはやめなかった。

警察がどこを見ているか。

修平がどこまで疑っているか。

それをるためだった。

「あなたは瀬さんの捜索を伝っていますね」

浦が尋ねた。

「はい」

「チラシも作った」

「はい」

「自分が由紀子さんを施設へ置いてきたのに?」

は両を組んだ。

「疑われたくなかった」

「それだけですか」

しばらくして、

「最初は」

と答えた。

目。

修平が、

「もうんでるのかな」

と言った。

は、

「そんなふうに決めつけない方がいい」

く否定した。

由紀子がきていることをっていたからだった。

目。

は青葉ホームで由紀子を見ている。

由紀子は川の顔を見ても、以のような反応をしなくなっていた。

ただ、

「帰る」

と何度か言った。

庭へ、

「修平という名を言っても連絡するな」

を押した。

目。

青葉ホームから料の増額を求められた。

は払った。

目。

由紀子が肺炎を起こし、部の医師を呼んだ。

そのも、川は本名をさなかった。

目。

修平から、

「そろそろ、探し続けるのも族のためにならないのかもしれない」

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と聞かされた。

話ので泣いたと供述した。

「泣いた?」

浦が聞き返した。

「はい」

「それで真実を話した?」

「話せませんでした」

「なぜ?」

隠したで、何て言えばいいんですか」

浦は答えなかった。

が言った。

目なら、まだ言えたかもしれない」

目になると難しくなる。

目にはが壊れる。

目には、言ったところで誰も救われないとうようになった。

だがそれは、川が自分に言い聞かせていただけだった。

由紀子は毎

修平の名き続けていた。

修平が川との面会を許されたのは、捜査がきくんだだった。

警察官が同席した。

分だけ。

は以よりさく見えた。

話越しに何度も聞いた声。

「久しぶりです」

が言った。

修平は返事をしなかった。

しばらくとも黙っていた。

修平が最初に尋ねたのは、

「由紀子に謝ったことはある?」

だった。

は顔をげた。

「施設には何度か」

「由紀子本に」

「……ないです」

「じゃあ俺にもいらない」

が閉じた。

修平は続けた。

つだけ聞きたい」

「はい」

「最初の夜に話してくれてたら、俺は何をしたとう?」

は答えられなかった。

ったとう」

修平は言った。

「おを殴ろうとしたかもしれない」

「警察にもった」

「酒をんで運転したことも、隠そうとしたことも、全部許さなかった」

は俯いた。

「でも」

修平の声がし震えた。

「由紀子を迎えにった」

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