毎日のおすすめ
もっと見る +置き去り嫁の南国裁き
実家の母を看病して戻ってきた小百合を待っていたのは、家具も家族も消えた、空っぽの二世帯住宅だった。
夫・拓也、義父母、義妹は、小百合だけを置き去りにして海外へ移住していた。キッチンに残されていたのは、義母からの一通の手紙。
「あなたは家政婦みたいなものだったし、もう用済みだから置いていくわね」
5年間、義家族に見下され、家政婦のように扱われても耐えてきた小百合。だが彼らは知らなかった。自分たちが捨てた“地味で貧乏臭い嫁”こそ、この家と土地、そして彼らが憧れた海外リゾートにまで深く関わる、ある一族の人間だったことを。
さらに義家族は、小百合の実家の財産にまで手をつけ、勝ち誇ったように南国から嘲笑の電話をかけてくる。
その一言で、小百合の中に残っていた最後の情けは消えた。
彼らが楽園だと思っていた場所は、数時間後、逃げ場のない檻へと変わる。
置き去りにされた嫁の沈黙は、敗北ではなかった。
すべてを奪われた夜から、義家族を地獄へ落とす完璧な逆転劇が始まる――。
27枚目の真実
1999年、秋の連休で混み合う足柄サービスエリア。
健二の妻・雪は、「お手洗いに行ってくるわ」と言い残し、人混みの中へ消えた。助手席には財布も鞄も残されたまま。防犯カメラにはトイレへ向かう姿だけが映っていたが、その後の行方はぷつりと途絶えていた。
警察は捜索を続けたものの、手がかりは見つからず、やがて雪には借金があったことが判明する。世間は「夫を捨てて逃げた妻」と噂した。
けれど健二だけは、雪が自分から消えたとは信じなかった。
そして26年後。
リニューアル工事中のサービスエリアで、排水管の下から1台の使い捨てカメラが見つかる。そこに残されていた27枚の写真には、雪が最後に見たもの、そして彼女が命をかけて残そうとした証拠が写っていた。
あの日、雪はなぜカメラを持っていたのか。
黒いセダンの男は誰だったのか。
26年間止まっていた時間が、たった1台のカメラによって再び動き出す――。
白いドレスの告白
昭和57年、東京のホテルで行われた一つの結婚式。
純白のドレスに身を包んだ花嫁・田中京子は、幸せの絶頂にいるはずだった。だが披露宴の途中、高校時代の同級生たちが口にしたある名前を聞いた瞬間、彼女の表情は凍りつく。
佐藤美智子。
8年前、昭和49年の伊豆旅行中に忽然と姿を消した、京子の親友だった。
「美智子ちゃん、ごめんなさい……」
化粧室で泣き崩れる花嫁の声を、偶然聞いてしまった同級生。その一言をきっかけに、未解決のまま眠っていた失踪事件が再び動き出す。
親友との再会、伊豆の夜、月明かりの展望台。
8年間、誰にも言えなかった嫉妬と罪が、花嫁の白いドレスの下から静かにこぼれ落ちていく――。
消された天才少女の証明
1896年、東京帝国大学の数学演習室。
誰もいないはずの夜の教室で、黒板に残された未解決問題が、何者かによって解かれていた。
大学院生たちが数週間かけても辿り着けなかった証明。その式を直したのは、清掃員の母に連れられて校舎に入っていた、わずか12歳の少女・黒田ハナだった。
学校にも通えず、浅草の長屋で貧しく暮らしていた彼女。しかしその頭脳は、帝国大学の教授たちでさえ説明できないほど異質で、圧倒的だった。
だが、時代は彼女を“天才”とは呼ばなかった。
下層出身の少女であること。女子であること。正式な教育を受けていないこと。そのすべてが、彼女の才能を認めない理由にされた。
やがてハナは、学ぶ者ではなく“研究対象”として扱われ、歴史の表舞台から姿を消していく。
そして1964年。
大阪の古い長屋で、無名の女性が残した大量の紙束が見つかる。そこに記されていたのは、日本の学術史を根底から揺るがす、ある理論の原型だった。
黒田ハナとは何者だったのか。
そして、彼女の名はなぜ歴史から消されたのか――。
ロッカー裏の花嫁
1991年5月、新婚旅行へ向かう途中の足柄サービスエリアで、結婚してわずか3日目の妻・鈴木彩が突然姿を消した。
「すぐ戻るわね」
そう言ってトイレへ向かったはずの彩は、売店にも食堂にも駐車場にもいなかった。財布だけを持って車を降り、身分証明書も荷物も残したまま、彼女は人混みの中から跡形もなく消えてしまう。
夫の佐藤匠は必死に妻を探し続けたが、目撃者も防犯カメラもなく、事件は未解決のまま時間だけが過ぎていった。
しかし10年後、サービスエリアの改装工事中、古いロッカーの裏から埃まみれの財布が見つかる。
そこに残されていた指紋が示したのは、夫でも通りすがりの犯人でもない、彩の過去にいた1人の男だった。
新婚3日目の花嫁は、なぜサービスエリアで消えたのか。
そして、10年間ロッカーの裏に眠っていた財布は、どんな真実を語り始めるのか――。
五日婚の因果返し
結婚してまだ5日目。
妊娠中の千佳に、夫・卓郎は信じられない言葉を告げる。
「浮気相手が妊娠した。離婚してほしい」
お腹に夫の子を宿したまま捨てられ、さらに浮気相手からは勝ち誇ったような手紙まで届く。千佳は絶望の中で離婚を受け入れ、双子の娘を1人で育てる道を選んだ。
それから3年。
春と夏、そして拾った猫・雲と共に、千佳はようやく穏やかな日常を取り戻していた。
そんなある日、保育園の前に現れたのは、かつて夫を奪った女性・ひな子だった。
「お願い、助けてください」
幸せになるはずだった略奪婚の裏で、彼女に何が起きていたのか。
そして千佳が知ることになる、元夫の変わらない本性とは――。
みんなが読んでいます
-
1
新潟校十二年の悪闇
1992年、新潟県小学校女教師失踪事件|12年後、校長の醜悪な裏顔がついに暴かれた 1992年、新潟の田舎町小学校で、一人の30代女性教師が忽然と姿を消した。 通学路、自宅、学校施設、周辺の山林……警察が徹底的に捜索したものの、彼女の痕跡は一つも見つからなかった。 当時、失踪は「自発的な家出」「遠方への転居」と断定され、事件は迷宮入り。 誰もがこの謎を忘れかけた12年間。 誰も信じなかった真実が、ついに白日の下に晒される。 穏やかで人格者と慕われていた校長先生。 その裏に隠された、人間性を失った醜悪な素顔。 女教師が二度と帰らなかった本当の理由、閉ざされた学校の闇、隠蔽された12年の悪事―― 全ての真相が今、明かされる。[第11話 更新] -
2
災いの男、女だけの島
[第17話 更新] -
3
クリニックの天才少女
[第15話 更新] -
4
8000 万のマンションの代償
[第6話 更新] -
5
身代わり花嫁は荒くれ旦那に溺愛される
[第10話 更新]
人気ランキング
もっと見る +午前三時の逃走
深夜3時、75歳の田中節子のもとに、海外出張中の息子・優一から一本の電話がかかってきた。
「母さん、今すぐ逃げて」
半年間まともに連絡が取れなかった息子の声は、切迫していた。玄関ではなく勝手口から出ること。荷物は持たないこと。絶対に振り返らないこと。
夫が遺した世田谷の家で、節子はいつの間にか孤立していた。嫁の美香とその両親は、優しい顔で家に入り込み、台所を奪い、電話を取り上げ、外出を制限し、節子を“認知症の老人”に仕立て上げようとしていた。
そしてある夜、節子は壁の向こうから聞いてしまう。
「実印さえ手に入れば、いつでも動ける」
狙われていたのは、亡き夫が節子のために残した家と財産だった。
息子の電話を信じ、節子は深夜の家を抜け出す。だが、逃げた先で待っていたのは、さらに大きな真実だった。
夫は生前、すべてを見越していたのか。
閉じ込められた老女が、失われかけた人生を取り戻すために立ち上がる、静かな逆転の物語。
ロッカー裏の花嫁
1991年5月、新婚旅行へ向かう途中の足柄サービスエリアで、結婚してわずか3日目の妻・鈴木彩が突然姿を消した。
「すぐ戻るわね」
そう言ってトイレへ向かったはずの彩は、売店にも食堂にも駐車場にもいなかった。財布だけを持って車を降り、身分証明書も荷物も残したまま、彼女は人混みの中から跡形もなく消えてしまう。
夫の佐藤匠は必死に妻を探し続けたが、目撃者も防犯カメラもなく、事件は未解決のまま時間だけが過ぎていった。
しかし10年後、サービスエリアの改装工事中、古いロッカーの裏から埃まみれの財布が見つかる。
そこに残されていた指紋が示したのは、夫でも通りすがりの犯人でもない、彩の過去にいた1人の男だった。
新婚3日目の花嫁は、なぜサービスエリアで消えたのか。
そして、10年間ロッカーの裏に眠っていた財布は、どんな真実を語り始めるのか――。
槍ヶ岳の残響 消えた登山家の真実
1998年、北アルプス槍ヶ岳で忽然と姿を消した女性登山家・伊藤さゆり。
警察は長年、遭難事故として処理した。
だが9年後、絶壁の岩隙間に眠っていた一台のカメラが、誰も知らなかった戦慄の真実を暴き出す――
岩壁に刻まれた山岳会のロゴ、隠された証拠、裏切りと殺意。
埋もれた十年の沈黙が、今、崩れ落ちる。
山岳失踪事件の裏に隠された悪意、決定的な証拠がついに判明!
葬儀よりハワイ
80歳の田所吉郎は、55年間連れ添った最愛の妻・雪子を亡くした。
若い頃、貧しい暮らしの中で支え合い、二人三腳で小さな會社を築いてきた夫婦。だが雪子が病に倒れてから、息子の嫁・美香は見舞いにも來ず、介護に疲れた吉郎を助けることもなかった。
それでも雪子は最後まで、嫁に迷惑をかけまいと気遣い続けた。
そして迎えた葬儀の日。家族として最後の別れをするはずの美香は、義母の葬儀よりも友人とのハワイ旅行を選ぶ。吉郎は亡き妻に恥をかかせまいと、參列者には「體調不良」と噓をつき、靜かに頭を下げ続けた。
しかし葬儀の翌日、吉郎は決意する。
息子夫婦が住む一軒家は、吉郎が買い與えたもの。そして名義は、今も吉郎のままだった。
妻を軽んじた嫁に、吉郎が下した靜かなけじめとは――。
40.4℃の真実
40.4℃の高熱で救急搬送された、二十歳の女子大学生。
医師は最初、ただの重い感染症だと思っていた。
しかし、診察のために服を少しめくった、その瞬間――診察室の空気は凍りつく。
彼女の身体には、病気では説明できない痕跡が残されていた。
なぜ誰も気づけなかったのか。
彼女は誰にも助けを求められなかったのか。
そして、彼女が涙を流しながら口にした「脅迫されました」という一言が、事件を思いもよらない方向へ動かしていく。
真実を追う刑事。
娘を守ろうとする両親。
そして、権力と金を持つ一人の男。
ページをめくるたびに新たな疑惑が生まれ、最後まで真相が読めない医療サスペンスです。
あなたなら、この事件の真犯人が誰だと思いますか?
五日婚の因果返し
結婚してまだ5日目。
妊娠中の千佳に、夫・卓郎は信じられない言葉を告げる。
「浮気相手が妊娠した。離婚してほしい」
お腹に夫の子を宿したまま捨てられ、さらに浮気相手からは勝ち誇ったような手紙まで届く。千佳は絶望の中で離婚を受け入れ、双子の娘を1人で育てる道を選んだ。
それから3年。
春と夏、そして拾った猫・雲と共に、千佳はようやく穏やかな日常を取り戻していた。
そんなある日、保育園の前に現れたのは、かつて夫を奪った女性・ひな子だった。
「お願い、助けてください」
幸せになるはずだった略奪婚の裏で、彼女に何が起きていたのか。
そして千佳が知ることになる、元夫の変わらない本性とは――。
おすすめ作品
-
1
年金七万円の老人ホーム
78歳の山田清は、妻を亡くしてから古いアパートで一人暮らしを続けていた。 月の年金はわずか7万2000円。 家賃、光熱費、食費を払えば、生活は毎月赤字だった。 ある日、階段で転倒しかけた清は、初めて孤独死の恐怖を現実として感じる。 福岡に暮らす娘の勧めで老人ホームを探し始めるが、有料老人ホームは月15万円、サービス付き高齢者住宅も10万円以上。 清の年金では、とても手が届かなかった。 ようやく見つけたのは、低所得者向けの軽費老人ホームだった。 だが、そこに待っていたのは、豪華な老後ではない。 6畳の質素な部屋、決められた食事時間、薄い壁、少ない食事、自由の制限。 最初は「まるで刑務所だ」と感じた清だったが、やがて同じ境遇の仲間と出会い、少しずつ気づいていく。 年金7万円の老後に、贅沢はない。 けれど、孤独に怯えながら朽ちていくよりも、誰かに見守られ、ささやかに笑える場所がある。 それは決して理想郷ではないが、清が最後に選んだ“生きるための現実”だった――。[第5話 更新] -
2
寿司屋で暴かれた嫁
[第12話 更新] -
3
ロッカー裏の花嫁
[第7話 更新] -
4
五日婚の因果返し
[第8話 更新] -
5
トランクの中の9年
[第4話 更新] -
6
5500億を動かした手
[第7話 更新] -
7
中卒嫁の逆転婚礼
[第8話 更新] -
8
画面の中の失踪少年
[第10話 更新] -
9
森で消えた夫の声
[第5話 更新] -
10
パリへ発った妻の代償
[第8話 更新]
毎日更新
もっと見る +クリニックの天才少女
「中卒ですが…」現れたのは IQ200 の天才少女。
山奥にある藤原クリニックは借金 5000 万、融資打ち切りで廃業寸前。
大手医療企業の黒田に「患者の話を聞く医療は時代遅れ」と冷笑われ、院長の 30 年の信念が打ち砕かれそうになった。
そんな絶望の中、清掃員としてやってきた中卒の少女メイ。
周りの医師・事務員は学歴だけで彼女を軽んじ、素人にカルテなど読めるはずないと馬鹿にしていた。
だが彼女には常人にない才能が眠っていた ——IQ200、人の微細な体の変化を見抜く観察眼と、膨大な医療データから誰にも気づかない法則を導き出す力。
寝ずに 8 日間、5 年分の患者カルテと自らの観察ノートを照合し、画期的な予防医療モデルを作成。
データだけでは拾えない体の異変を、人の表情・歩き方から事前に捉える手法は、大学の研究チームも驚く革新的な発見だった。
彼女のレポートで診療所の借金は全額返済、全国の大学から共同研究のオファーが殺到。
「学歴で人を測るな」「医療に一番大切なのは目の前の患者と向き合う心」
時代遅れと笑われた院長の理念が、一人の天才少女によって世界に認められる。
過疎地の小さな診療所で起きた、涙が止まらない奇跡の物語。
8000 万のマンションの代償
同居が前提条件で老後資金 8000 万円をつぎ込み、息子夫婦のため新築マンションを購入した私。
約束を反故にされ、引っ越し当日に邪魔者扱いされるまさかの展開。
絶望するどころか私は冷めた笑みを浮かべた。
私が持つ切り札、ある行動を知った息子と嫁は激しく震え、後悔してももう遅い。
親の財産を当然だと思う恩知らず夫婦への完全な反撃、必見。
新潟校十二年の悪闇
1992年、新潟県小学校女教師失踪事件|12年後、校長の醜悪な裏顔がついに暴かれた
1992年、新潟の田舎町小学校で、一人の30代女性教師が忽然と姿を消した。
通学路、自宅、学校施設、周辺の山林……警察が徹底的に捜索したものの、彼女の痕跡は一つも見つからなかった。
当時、失踪は「自発的な家出」「遠方への転居」と断定され、事件は迷宮入り。
誰もがこの謎を忘れかけた12年間。
誰も信じなかった真実が、ついに白日の下に晒される。
穏やかで人格者と慕われていた校長先生。
その裏に隠された、人間性を失った醜悪な素顔。
女教師が二度と帰らなかった本当の理由、閉ざされた学校の闇、隠蔽された12年の悪事――
全ての真相が今、明かされる。
身代わり花嫁は荒くれ旦那に溺愛される
山奥の寂れた松本屋敷を襲った借金の厄災。病弱なお花様が荒くれ者へ差し出されると聞き、下女のおふは自ら身代わりとなって嫁入りに赴いた。
乱暴で恐ろしいと噂の夫・剣造。覚悟して迎えた日々は、彼女の想像を遥かに超えた優しさと溺愛に満ちていて ——
身分の差、過去の苦難を乗り越え、二人だけの穏やかな夫婦生活が始まる。
「身代わりの花嫁」の予想外の甘い結末、必読。
災いの男、女だけの島
男一人だけが女だけの孤島に漂流した。
誰もが憧れる状況のはずが、島の掟は冷酷だ ——
「男は災い」。
島の女たちは彼を忌み嫌い、追い出そうとする。
唯一の男として、彼は生き残れるのか?
女だけの閉ざされた島に潜む秘密、差別と偏見、そして予期せぬ心の交わり。
一話読めば止まらない孤島ファンタジー開幕
置き去り嫁の南国裁き
実家の母を看病して戻ってきた小百合を待っていたのは、家具も家族も消えた、空っぽの二世帯住宅だった。
夫・拓也、義父母、義妹は、小百合だけを置き去りにして海外へ移住していた。キッチンに残されていたのは、義母からの一通の手紙。
「あなたは家政婦みたいなものだったし、もう用済みだから置いていくわね」
5年間、義家族に見下され、家政婦のように扱われても耐えてきた小百合。だが彼らは知らなかった。自分たちが捨てた“地味で貧乏臭い嫁”こそ、この家と土地、そして彼らが憧れた海外リゾートにまで深く関わる、ある一族の人間だったことを。
さらに義家族は、小百合の実家の財産にまで手をつけ、勝ち誇ったように南国から嘲笑の電話をかけてくる。
その一言で、小百合の中に残っていた最後の情けは消えた。
彼らが楽園だと思っていた場所は、数時間後、逃げ場のない檻へと変わる。
置き去りにされた嫁の沈黙は、敗北ではなかった。
すべてを奪われた夜から、義家族を地獄へ落とす完璧な逆転劇が始まる――。
購読リスト
-
1
68歳、レジで再会した友
5年前、幸子は友人・道代に笑われた。 「まだ働いてるんだね」 「月1万円の積み立てなんて、やってないのと同じじゃない」 年金10万円でスーパーのレジに立つ幸子と、余裕のある老後を語っていた道代。あの日の小さな笑い声は、幸子の胸にずっと残り続けていた。 それから5年後。 68歳になった幸子のレジ前に、道代が突然現れる。手にしていたのは、半額の惣菜と安い食パンだけ。かつて自信に満ちていた彼女の手は、なぜか小さく震えていた。 そして道代が置き忘れたポイントカードの下には、たった一言だけ書かれた紙が挟まっていた。 「相談があります」 5年前に笑った人と、笑われた人。 同じ喫茶店で再び向き合った二人を待っていたのは、思いもよらない老後の現実だった――。[第6話 更新] -
2
用済みと言われた妻
[第8話 更新] -
3
犬吠埼に消えた三人
[第6話 更新] -
4
5500億を動かした手
[第7話 更新] -
5
ハワイへ消えた母
[第6話 更新] -
6
多摩川に沈んだ食堂
[第10話 更新] -
7
消えた3506号室
[第7話 更新] -
8
義母が家を売った日
[第7話 更新] -
9
崖下に残された声
[第6話 更新] -
10
桜を連れて消えた妻
[第6話 更新]