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消えた教師と127番の鍵

消えた教師と127番の鍵

山辺しおり 完結 3

1997年、北アルプスで単独登山をしていた小学校教師・佐藤幸恵が、忽然と姿を消した。 リュックも靴も水筒も見つからず、まるで山に吸い込まれたかのように消えた彼女。家族は必死に捜し続けたが、手がかりは何ひとつ残されていなかった。 それから2年後。 秋の渓谷で、登山客が岩の間に挟まった小さな紫色の小銭入れを発見する。中に入っていたのは、幸恵の身分証明書、謎の鍵、そして破れた一枚のメモだった。 そこに震える文字で書かれていたのは―― 「私はこの山に1人ではなかった」 彼女は本当に単独登山中に遭難したのか。 それとも、山にはもう1人、誰かがいたのか。 小銭入れに残された127番の鍵が、2年間眠っていた真実の扉を開いていく。

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