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"DNA鑑定が暴いた元夫の大きな間違い" 第5話

「……うん。俺も母さんの言う通り、鑑定を受けた方がいいとう。そうしないと、これから先ずっとみんなモヤモヤした気持ちのまま過ごすことになっちゃうしさ」

義母の求に同調し、さく頷きながらそうにしたただしを見て、私は吐き気すら覚えた。ため息が漏れそうになるのを、唇をく噛んで必に抑え込む。ここで取り乱せば、義母からさらに揚げを取られることはを見るよりらかだった。

しかし、では激しい涛のように夫への問いが渦巻いていた。

本気でカナが自分の子供ではないと疑っているのか。みんながモヤモヤするとはどういうなのか。公なDNA鑑定という段に頼らなければが子を受け入れることすらできないほど、私への信頼はっぺらいものだったのか。

私は爪がのひらにい込むほど両を固く握りしめ、夫の顔をまっすぐに見据えた。皮膚にチクチクとした鋭い痛みがったが、そんなことはどうでもよかった。

しかし、ただしは頑なに私の顔を見ようとしなかった。フローリングの目をうろうろと彷徨う彼の線からは、このの空気をただ「気まずい」としか捉えておらず、責任から逃げしたがっている卑屈さがアリアリと伝わってきた。

ここでを爆発させて訴えたところで、義母は「の男との子であることを誤魔化すための演技だ」

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とさらに疑いをめるだけだろう。私にはろ暗いことなど何つないのだ。それならば、公な鑑定を受けて夫と義母の愚かな誤解を完全に叩き潰すしかない。それが、無実の罪を着せられた娘のカナを守るための唯だった。

「……わかりました。鑑定を受けます。ただし、夫との子供であるという結果がたら、今切、浮気だとかの男の子だとか、度とふざけた言いがかりをつけないと約束してくださいね」

挑みかかるような調で問い詰めると、義母は「ふん」と馬鹿にしたようにを鳴らした。私への侮蔑と嘲笑が透けて見える、酷くな態度だった。

「ええ、いいわよ。まあ、そんなが来るとは到底えないけれどね。どうせ、ただしとの親子関係は綺麗さっぱり否定されるに決まっているんだから」

なぜ義母がここまで最悪の結末を確信しているのか、その歪んだ考回は到底理解できなかった。だが、吐いた言葉にはきっちりと責任を取ってもらわなければならない。

言はありませんね』という志を込めて鋭く義母を睨み据えた、私は線をただしへと移した。

「あなたも、同じ約束ができますね?」

たく目だけで問いかけると、夫は縮こまりながら、々しく首を縦に振った。

こうして、私たちは民関によるDNA鑑定を受けることとなったのである。

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鑑定キットを取り寄せ、検体を採取して送付してから結果が元に届くまでの数は、私のこれまでので最も息が詰まる、居の悪いだった。

「絶対にただしの子供じゃないに決まっているわ」

同居こそしていないものの、事あるごとに話をかけてきては吉な言葉を投げつけてくる義母のせいで、精神は常に削られ続けていた。しかし、この耐え難い屈辱も、鑑定結果がれば終わる。私とカナの潔が公に証され、夫も義母も自らの非を認めて平伏するはずだ――その筋の希望だけを支えにして、私は歯をいしばって耐え抜いた。

そして、ついにそのが訪れた。

検査関から厳に封をされた面が届いた。リビングのテーブルで封された鑑定結果通。そこには、物学な確率に基づき、『野ただしと野カナのに、99.99%の確率で父子関係がする』という決定な事実が記されていた。

夫とカナのには、違いなく血の繋がりがあることが公に証されたのだ。

勝った、これで悪は終わる――そう息を吐きかけた私のに、信じがたい叫びがび込んできた。

「こんなの嘘よ!!」

を奪い取るようにして眺めていた義母が、顔を真っ赤にして叫んだのだ。

「ただし、騙されちゃ駄目よ! この浮気女、結果を偽造したに決まってるじゃない! おを積んで類を改ざんさせたのよ!」

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