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"優しい彼の家族計画" 第3話

与が振り込まれても、座にはほとんど残らなかった。

自分の活費を借で補いながら、族には余裕のある息子を演じていたのだ。

彼は私の通帳も見て、ボーナス額まで把握していたらしい。

私が彼の類を確認したように、彼も以から私の細や通帳を見ていたのだとった。

私は類を元に戻し、自宅へ帰った。

両親に話をかけると、事を聞いた2はすぐに婚約を破棄するよう勧めた。

、私は彼に旅をキャンセルし、結婚もやめると伝えた。

私の両親にも婚約を取りやめると話し、すでに承を得たことも伝えた。

彼は泣いたりったりしながら、別れを認めないと言い張った。

そして最に1度だけ実へ来てほしいと頼んだ。

彼は族の費用を自分で払うから考え直してほしいとげた。

私は、本当に150万円を用できるのかと尋ねた。

彼は顔をげ、自信ありげに言い切った。

「そのくらい払っても、貯はまだ分にある。配しなくていい」

通帳を見た私には、それがたな嘘だと分かっていた。

私は別れの経緯を族へ説するため、彼と緒に実へ向かった。

には彼の両親と兄族がそろっていた。

彼の母親は笑顔で私を迎えた。

始にハワイなんて芸能みたいね。免税ならブランドバッグもいんでしょう?」

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彼の母親は、自の息子が連れていってくれるのだと嫌で話した。

兄嫁も子供の肩にを置き、私を見た。

「私もは初めてなの。子供の面倒を伝ってね。子育ての練習にもなるでしょう?」

兄嫁は以から、私たちの居や賃、靴や化粧の値段、貯額まで慮なく尋ねるだった。

兄はその会話に加わらず、嫌そうに座っていた。

彼らの反応は、結婚式ではなく、ただの族旅を楽しみにしているものだった。

彼だけが焦った様子で、現で式も兼ねるのだから鳥だと付け加えた。

私は彼の族を見回し、翌週の旅にはかないと伝えた。

族が参加するとったのは先週であり、2の旅としてしていたことも説した。

そんなな話さえ通じない相とは結婚できないため、婚約も解消するとげた。

に沈黙が落ちた、兄嫁だけが笑っていた。

「そんなにく考えなくていいじゃない。うちの子を貸すから、疑似族を体験してみなよ」

彼の両親も、結婚や別れを数で決めるべきではなく、1度静になれと私を説教するように話した。

私は返事をせず、彼が制止する声を背に玄関へ向かった。

では、彼が族へ、私たちは別れないから丈夫だと言い聞かせていた。

帰宅も、彼からは旅こうという連絡が途切れなかった。

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別れは認めないという言葉や、空港へ来れば族のよさが分かるという言葉が何度も届いた。

、婚約を終わらせる決はもう揺らいでいなかった。

私は友に相談し、弁護士へ連絡した。

会社には自分の分だけキャンセルすると伝え、約10万円を支払った。

予約は彼の名義だったが、旅会社は事を確認し、私の分だけを取り消してくれた。

数料を引いた返分は、私の座へ振り込まれることになった。

、彼から何度も話がかかってきたが、私は応じなかった。

の集所は羽田空港だった。

予定刻の3から、私のスマートフォンには着信が続いた。

私は自宅のベッドで、鳴り続けるスマートフォンを見つめていた。

彼だけでなく、彼の母親や兄嫁らしいらない番号からも着信が続いた。

私の番号が、許もなく彼の族へ伝えられていたことも、そのに分かった。

空港からは、彼の写真を添えたメッセージも届いた。

「みんな待っているよ。今、向かっているのよね?」

私は通を切り、スマートフォンを伏せて2度寝した。

既読になったことに気づいた相からは、見ているなら返事をしてほしいという文字が続けて届いていた。

彼からも、今から向かっているのか、みんなを待たせるのかという言葉が並んでいた。

空港には彼を含む6が集まっていた。

私の分だけはキャンセルされ、返分はすでに私の座へ戻っていた。

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