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"10年契約の果てに消えた夫" 第12話

ユキはしてもらえなくてもいいから、そばにいてほしいと縋った。

俺が断ろうとした、会の入から妻の父親が姿を見せた。

彼は記者たちを見渡し、俺が自分の娘婿であると公表した。

さらに、俺を会社の継者へ指名することも発表した。

妻の父親は、俺が娘と結婚したからではなく、の仕事で能力と柄を証したから任せるのだと説した。

妻も娘も会へ入り、俺のそばに並んだ。

妻の実が持つ資産は、ユキの会社をきく回っていた。

では、俺がユキの財産を断った理由を理解したという声が広がった。

ユキは俺が妻のを選んだのだとい、必に首を横に振った。

彼女はもっと稼ぎ、いつか妻のを超える財産をすべて渡すと言った。

俺は妻のを取り、ユキの誤解を止めた。

「妻とは学代から緒に歩いてきた。妻は俺を尊し、俺は妻をしている。俺たちのに、相を傷つける打算はない」

俺は額の差ではなく、関係そのものが違うのだと伝えた。

それでもユキは、プールへび込んだことや爆発に巻き込まれたことまで挙げた。

俺がで、同じ苦しみをわえば考え直すと約束したはずだという。

俺はなど送っていないと答えた。

そのへ、警察の監を逃れていたシャオが現れた。

彼はユキの驚いた顔を見て、あのは自分が送ったとかした。

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ユキが俺を追ってこの世界まで来たことをり、しだけ希望を持たせたのだという。

彼は、自分の女が別の男をし、実の娘が別の男を父親と呼ぶ苦しみを、ユキにもわわせたかった。

さらに自分も攻略システムと契約し、ユキのを取り戻す任務を選んだとかした。

しかし彼がづくたび、ユキの好度はがり続けていた。

ユキを救うためではなく、財産と所欲のためにしていることを、システムにも見抜かれていたのだ。

シャオはユキを指さし、声をげて笑った。

「俺がどれだけ尽くしても、おたちのに入らなかった。今度はおが、同じ目に遭う番だ」

ユキはを信じて自ら傷つき、財産まで差しそうとした事実に言葉を失った。

その直、シャオの背へ黄が現れた。

システムは、攻略対象であるユキの好度が0のままだったと告げた。

任務失敗が確定したため、シャオを元の世界へ制送還するという。

シャオは俺をにらみ、自分の結末は俺のせいだと叫んだ。

俺は彼の言葉を遮った。

「10、本当にしていたなら、ユキとヒメを捨てなかったはずだ。今の結末は、おが選んだものだ」

くなり、シャオの姿は会から消えた。

騒然とする々ので、ユキは破れた契約を見ろした。

でも苦痛でも、俺のを取り戻すことはできないと、ようやく理解し始めていた。

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ユキは顔をげ、最に1つだけ聞かせてほしいと頼んだ。

俺は妻の隣にったまま、彼女の言葉を待った。

ユキは震える声で問いかけた。

「10のうち、本当に1度も私をしたことはなかったの? 瞬でもいたことはないの?」

俺は過い返した。

命令へ従い、事をい、ヒメを育て、2を危険から守った。

そのすべては族を取り戻すための任務だった。

ヒメに娘の面じたことはあっても、現実世界の妻と娘へ向けたとは違った。

俺はユキの目を見て答えた。

「ない」

ユキは目を閉じ、しばらくかなかった。

俺のい答えによって、彼女が最まで残していたい込みも消えた。

計を拾ったことも、命令どおり料理を作ったことも、ヒメを病院へ運んだことも、俺のを証する為ではなかった。

拒まなかったのではなく、族を復活させるために拒めなかっただけだった。

ユキは、俺が笑わず、らず、何をされてもを見せなかった10い返した。

妻と娘ので自然に笑う俺を見た今なら、その違いを否定できなかった。

やがて涙を拭うと、今は自分もヒメも俺の活を邪魔しないと約束した。

ヒメは唇をかみ、俺のんだ。

彼女はもう1度だけと断り、顔をげた。

「最だから、パパって呼ばせて。パパ、今までごめんなさい」

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