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"15年後に消えた罪" 第4話

恵美里の

焼けた

事件は解決したかに見えた。

しかし。

捜査員たちはつの疑問を完全には消せなかった。

なぜなら、藤商司という老は、本当に犯だったのか。

その答えは、15

誰も予していなかった所から現れることになる。

枚の署名。

そして、忘れられていた親族のによって――。

1984の事件は、表面は解決したように見えた。

警察内部では、藤商司が介護士の佐野恵美里を殺害し、その、自分も災によってしたという見方がまっていた。

しかし、事件にはいくつかの未解決な部分が残されていた。

まず、500万円の方だった。

佐野恵美里が産売却によって得たと考えられる現

しかし、そのはどこにも見つからなかった。

彼女の部にもない。

藤のにも残っていない。

にも入っていない。

まるで、最初からしなかったかのように消えていた。

また、もうつ問題があった。

佐野恵美里の元確認。

警察は彼女だと判断していたが、正式な証はできていなかった。

姉の証言。

体格の致。

に残された類。

それらは状況証拠に過ぎなかった。

だが、1984の技術では、それ以の確認は能だった。

やがて事件はの流れのに埋もれていった。

焼け落ちたは取り壊され、そのにはしい宅が建てられた。

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所の々も、しずつ事件の記憶を失っていった。

「あので昔、事があったらしい」

そんな話がる程度になった。

佐野恵美里の姉は、妹の正式な認定を求め続けた。

しかし証拠がしていたため、続きにはがかかった。

事件は警察の資料に保管され、誰も再び調べることはなかった。

――1999

代はきく変わっていた。

コンピューターが普及し、警察でも過の事件資料をデジタル化する作業が始まっていた。

量の資料。

古い写真。

捜査報告

証言記録。

それらをつずつデータ化する作業だった。

ある、若い職員が1980代の事件ファイルを担当した。

は田

まだ警察官になって数の職員だった。

彼の仕事は、古い事件資料をスキャンし、データベースに登録することだった。

そのに、災事件のファイルがあった。

は何気なく資料を確認していた。

写真。

鑑識報告。

災原因。

そして、産売却に関する類。

そこで、彼のが止まった。

枚の署名だった。

「……おかしい」

は画面を拡した。

そこには、藤商司の名かれていた。

しかし、過類に残っている藤の署名とは何かが違った。

文字の形。

線の流れ。

圧。

わずかな違い。

普通なら見逃してしまう程度の差だった。

しかし、田は資料理の仕事を通じて、数くの跡を見ていた。

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を覚えた。

彼は藤の別の類を取りした。

古い賃貸契約

関係の類。

関係の類。

そこにある署名と比較する。

やはり違う。

売却類の署名だけが別のようだった。

は事件資料をさらに調べた。

すると、別の類が目に入った。

19843

藤商司の、財産を引き継いだ物が提した保険関係の類。

そこにかれた署名。

は息を止めた。

それは、産売却類の署名と非常によく似ていた。

いや。

ほとんど同じだった。

はすぐに司へ報告した。

30警察に勤めるベテラン捜査員だった。

彼は慎つの署名を比較した。

そして言った。

「これは……同じいた能性がい」

その瞬、事件の見方は完全に変わった。

もし、この署名が同じ物によるものなら。

佐野恵美里が藤の名を偽造したという提が崩れる。

では、体誰が署名をいたのか。

捜査員たちは、15の事件記録をもう度読み直し始めた。

そして、ある物のに注目した。

藤商司の甥。

藤浩。

彼は事件当、38歳だった。

そして、叔父の、財産を相続した唯の親族だった。

藤浩。

事件から15、彼は53歳になっていた。

京で会社員として働き、管理職のになっていた。

見すると、普通のを歩んでいるように見えた。

しかし、捜査員たちが過を調べ始めると、いくつかの疑問が浮かびがった。

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