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"「病院に行くな」と娘を閉じ込めた婿の本当の目的" 第7話

眠れぬ夜が続いた。

私の髪は真っになり、体はのように痩せ細っていった。

所の否を尋ねられることもあった。

「娘さん、お元気?」

私は、無理に笑顔を作って嘘をつかなければならなかった。

「ええ、娘は軽い邪で療養なの」

私は、徹底に健の脚本のきた。

無力で従順な、ただ義理の息子の采配を待つだけの田舎の老婆を演じ切った。

しかし、私の覚は全て研ぎ澄まされていた。

私は、義理の息子が帰宅するのを待った。

事を運んだり、おまるを空けたりするためにドアをける。

そのわずか秒の隙を、私は息を潜めて狙っていた。

そして、その秒の隙から垣見た真実。

それは、私の臓をズタズタに引き裂くものであった。

ふっくらとして、眩しいほど美しかったキロの私の娘。

今やベッドのには、ミイラのような姿しか残っていなかった。

頬の皮はに変わり、突きた頬骨にピタリと張り付いていた。

豊かだった髪はごっそりと抜け落ちた。

皮が、無残にむきしになっていた。

布団のの体は、骨も肉もしないかのようにペシャンコになっていた。

ある週末の朝のことだ。

が仕事の話にるため、しだけドアをけた。

彼が背を向けた、ほんのわずかな瞬だった。

私は、雑巾がけをするふりをしていつくばった。

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首をく伸ばし、部を覗き込んだ。

さやかの唇が、微かにいた。

「お母さん」

声にはならなかった。

しかし、私はそのの形をはっきりと読み取ることができた。

きのドアの隙から、私と娘の目がった。

涙さえ枯れ果てた、その巨な恐怖と絶望の瞳。

さやかは、私を見るとすぐに線をかした。

背を向けてっている健部をちらりと見た。

恐怖に顔の筋肉をワナワナと震わせた。

肉体を切り裂く苦痛のにある。

それでも声せないほど、あの悪魔の薬物によって完全に麻痺させられ、支配されていたのだ。

「お母さん、何をしているんですか?」

振り返った健の顔は、鬼のように歪んでいた。

彼は稲妻のように素ずさりをした。

私の先で、ドアをバンと乱暴に閉めた。

私は慌てて弁解した。

「ああ、階段を拭いていてね」

私は、懇願するような声をした。

「健さん、さやかがとても痩せてしまって。私が入って、髪だけでも梳かしてあげてはだめかしら」

彼は、苛ちを隠さなかった。

「また始まったんですか」

彼は、私を睨みつけた。

「最染の危険があると、何百回も言いましたよね」

彼は、酷な言葉をぶつけた。

「義母さんは、どうしてもさやかが敗血症でぬところを見ないと気が済まないんですか?」

彼は、で階段のを指した。

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階にりてください」

彼がりを爆発させるに。

彼は私の肩を荒々しく突きばし、叫んだ。

私は、何も言わずにを翻した。

そして、取りで階段をりた。

彼ので、涙など絶対に見せなかった。

今涙を流すことは、最も無力な為だからである。

は、私の娘を餓させようとしていた。

病院にも連れてかず、誰との接触も断つ。

病気という完璧なアリバイを被せた、滴の血も流さない殺計画である。

彼がなぜこんな狂ったことをするのか。

その理由は、今はる必もなかった。

どんなを使っても、たとえこの命を差しすことになっても。

私の娘を、あの獄の部から救いさなければならない。

階の自に戻り、ドアに鍵をかけた。

たいに座り込み、考えを巡らせた。

さやかに残されたは、もうわずかだと分かっていた。

このままでは、もつかも奇跡であろう。

が改したり、うっかりドアをけっぱなしにしたりするのを待つ。

それは妄に過ぎない。

会は、私が自分で作らなければならなかった。

は、ただつであった。

を空けているに、あの呪われたドアを完全に破壊すること。

奴がを打つに、娘を救急来へ連れすことである。

あの狡猾な悪魔を欺くため。

私は、で最も完璧な芝居を準備した。

その、私は百度態度を変えた。

もう、階の周りをうろついて様子を伺うことはやめた。

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