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"孫の一言で知った息子の計画" 第4話

「そうだな。病院でちゃんとした認症の診断さえ取れちまえば、すぐにでも民の介護施設に放り込めるからな。そうすれば、この広いも、親父が残したも、母さんのの貯も、全部法に俺たちのものになる」 「ええ。お母さんのだって毎しっかり入ってくるんだから、施設代を差し引いても、私たちの活は今よりずっと楽になるわね。護師としてきな病院で定まで働いていたんだから、退職だって何千万円もに眠っているはずよ」

ドアの向こうで交わされる々しく醜悪な会話を聞きながら、私の握りしめた両は、激しいりと屈辱で刻みに震えていた。

息子の裏切りに対するりもさることながら、私がこの、どれほどの血と汗を流し、にして彼をに育てげてきたかをうと、目からい涙が止めどなく溢れそうになった。

、私の最の夫が急病で先ってからというもの、私は女つで計を切り盛りし、必でこのを支え続けてきた。 幸が「私学にきたい」と言いせば、を削るいで病院での過酷な夜勤のシフトを増やし、額な学費を用てた。 幸が結婚する際には、活のための資として、私の虎の子の貯から額の援助を差しした。

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護師としてのは、決して平坦で楽なのりなどではなかった。 当直や夜勤けで元がフラフラになり、っていることすら辛い朝であっても、幸のための温かいお弁当だけはたりとも欠かさず作り続けた。 学の授業参観や運会には、夜勤のに仮眠を削って仕事を調し、必ず駆けつけてカメラを回した。部活の試があれば、どんなに疲れていても応援席ので声を張りげた。 患者さんの尊い命を預かる責とプレッシャーに押し潰されそうになりながらも、に帰って息子の無邪気な笑顔を見れば、すべての疲労と苦痛が瞬で吹きんだものだった。

『母さん、いつも俺のためにありがとう。本当に謝してるよ』

かつて、を卒業する際、幸が照れくさそうにそう言って私に渡してくれたの言葉をし、私は暗い廊の隅で、声を押し殺して涙を流した。

あの言葉は、すべて嘘だったのだろうか。 それとも、あの優しかった息子は、美咲と結婚し、銭の者となってから、完全にを悪魔に売り渡して変わってしまったのだろうか。

翌朝、私は勤する息子夫婦と湊を笑顔で見送った取りでかつて勤めげた総病院へと向かった。 私には、誰よりも信頼できる涯の親友であり、同じ護の現で苦楽を共にしてきた元護師の森さんがいた。

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彼女なら、この絶望な状況ので、必ず静な恵と力を貸してくれるはずだと確信していたからだ。

「あら、かず子さん! どうしたの、そんなに顔を悪くして……何か変なことでもあったの?」

病院の職員用休憩で私を迎えてくれた森さんは、私の青ざめた表張ったち姿を目見るなり、に持っていたカルテを置き、血相を変えて駆け寄ってきてくれた。 私は震える唇をき、を決して、昨夜目撃した事実と、ドラッグストアでの湊の言葉、そして息子夫婦の恐ろしい会話のすべてを包み隠さず打ちけた。

「……まさか、実の息子さんが!? 信じられない……なんて恐ろしいことを……!」

話を聞き終えた森さんの顔から血の気がサーッと引き、その表りとショックで激しく歪んだ。

「かず子さん、呑気にしんでいるじゃないわよ! すぐに具体な対策を講じましょう! まずは何よりも、あなたの体内に残っている薬物の痕跡を法に証するために、緊急で血液検査と尿検査をわなきゃダメよ。それから、法な防と反撃の準備もめないと!」

、救急の現で修羅をくぐり抜けてきた盟友の力く迅速な判断と言葉に、私は暗条のを見したようないがし、く救われた気持ちになった。 しかし、実の息子に対する底れぬ失望と、踏みにじられた母としてのりは、そう簡単に消えるものではなかった。

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