"夫の娘は、私にだけ謝った" 第3話
族関係も定だった。
隆は。
息子の将来を守るため。
を受け取り。
本には見せなかった。
さらに。
隆司には、
「恵美は別の男と京へった」
と伝えた。
方。
恵美には。
《隆司は子どもを認めない》
という連絡をした。
「父も被害者だったんです」
綾は言った。
真由美は黙った。
それなら。
隆司が今。
異常なほど綾に執着する理由も。
し分かる気がした。
36。
自分は捨てたのではない。
捨てさせられた。
そうったら。
失ったを取り戻したくなるかもしれない。
「でも」
綾が続けた。
「それだけじゃないんです」
「何?」
「父がこのことをったの、半じゃありません」
真由美は顔をげた。
「いつ?」
綾は。
静かに答えた。
「12です」
真由美のから。
が滑り落ちた。
綾が真実をったのは、母・恵美がくなるずっとだった。
24歳の頃。
恵美がきな術を受けた。
その、
「もし何かあったら」
と古い箱を渡された。
箱のには。
隆司へ送ったの控え。
受取拒否された封筒。
若い頃の写真。
そして。
隆から恵美へ届いたが入っていた。
《隆司はあなたとの関係を終わらせたいと言っています》
《子どもについても責任を負うはありません》
綾は最初。
父親を探すつもりはなかった。
母がきているに。
昔の傷をけたくなかった。
ところが。
その数ヶ。
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仕事先の病院で。
偶然。
隆司という名を目にした。
方の法営業部として。
病院の館建設融資に関わっていた。
珍しい名ではない。
でも。
齢。
。
致した。
綾は。
匿名で通のを送った。
《川恵美という女性をごじですか》
隆司から。
すぐ返事が来た。
そこから。
は度だけ会った。
12。
「会ってたの?」
真由美の声が震えた。
綾は頷いた。
「私、あのは父親だって名乗らなくていいって言いました」
母にも言わなかった。
隆司にも庭がある。
自分にも仕事がある。
ただ。
何が起きたのかを確認したかった。
隆司は。
自分が何もらなかったことを。
その初めてった。
「父、泣いてました」
綾が言う。
「何度も謝りました」
それでも。
綾は。
度会っただけで終わらせた。
その。
隆司から毎。
誕にいメールが届くようになった。
《元気ですか》
《仕事はどうですか》
それだけ。
綾も。
たまに返信した。
12。
その関係が続いていた。
「どうして私には……」
真由美は最まで言えなかった。
どうして言わなかった。
それ以にない。
隆司は12。
へ帰ってきて。
いつも通り夕をべた。
その頃。
は20歳。
里奈は17歳。
真由美自も。
義母の介護で番忙しい期だった。
夫は。
別の娘のをり。
で抱え。
何も言わなかった。
「お父さん、族を壊したくなかったって言ってました」
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綾は言った。
「でも今回、急に変わった」
「お母さんがくなって?」
「それもあるといます」
さらに。
隆司の父・隆が最まで隠していたの原本が。
半。
実の古い庫から見つかった。
息子の将来を守るため。
そう信じて。
隆がしたこと。
その証拠だった。
「それを見てから、父が別みたいになりました」
綾は言った。
真由美にもい当たることがあった。
半ほどから。
隆司は。
夜に昔のアルバムを見るようになった。
定にどこへむか。
何をしたいか。
それまで夫婦で話していた計画についても。
「し考え直したい」
と言うことが増えた。
真由美は。
仕事を辞めるなのだとっていた。
違った。
夫は。
自分のそのものを。
やり直そうとしていた。
「真由美さん」
綾が言った。
「私、父に度言いました」
「何を?」
「私の36を取り戻すために、今の族を壊さないでって」
真由美は胸を突かれた。
「そしたら?」
「『おには分からない』って」
とも。
し黙った。
真由美は。
初めて。
綾に同した。
隆司は。
娘を救おうとしているつもりで。
また。
娘のを聞かず。
を決めようとしている。
その夜。
真由美が帰宅すると。
隆司はソファでテレビを見ていた。
「綾さんに会った」
夫の顔が変わった。
「何で?」
「向こうから連絡来たから」
隆司はちがった。
「何話した?」
「12のこと」
隆司の顔から。
表が消えた。
「ってたんだね」
真由美は。
鳴らなかった。
議なくらい。
静かだった。
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