"夫の娘は、私にだけ謝った" 第7話
息子は言った。
真由美は頷いた。
「いいとう」
「母さんたちはかないの?」
「私たちは?」
「カウンセリング」
真由美は。
し考えた。
「ってみてもいいかもね」
隆司へ言うと。
最初は嫌そうな顔をした。
「今さら?」
真由美は笑った。
「その言葉、禁止にした方がいいね」
結局。
も。
度だけ夫婦相談を受けた。
そこで。
真由美は。
初めてった。
隆司が。
何もから。
真由美へ劣等を持っていたことを。
相談員から、
「おが緒にいて、番した期はいつですか」
と聞かれた。
真由美は。
子どもが学だった頃をい浮かべた。
忙しかった。
おもなかった。
でも。
毎。
で話していた。
隆司は。
別の期を答えた。
「子どもがをた直」
真由美はだった。
きりになった。
隆司は。
し嬉しかったという。
これから夫婦で旅へく。
する。
老を楽しむ。
そうった。
でも。
実際には。
真由美は図館の仕事を増やした。
読会。
域活。
友との旅。
隆司がらない世界が。
どんどん増えた。
「真由美は」
相談員ので。
隆司は初めて言った。
「俺がいなくても、全然困らない」
真由美は驚いた。
「それが嫌だったの?」
「嫌っていうか」
夫は。
言葉を探した。
「寂しかった」
真由美には。
その発がなかった。
34。
夫は仕事。
妻は庭。
そういう期がかった。
隆司が遅く帰れば。
真由美は待った。
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転勤。
昇。
張。
族は夫の予定にわせた。
ところが。
子どもが独し。
真由美自が。
自分のを持つようになった。
隆司は。
初めて。
妻ののかられた。
「言ってくれればよかったのに」
真由美が言う。
隆司は。
苦笑した。
「男がそんなこと言えるか」
「61歳にもなって?」
「齢関係ない」
「面倒ね」
相談員がし笑った。
隆司も。
笑った。
その。
真由美は。
夫をしだけ昔ののようにじた。
嫌いではない。
でも。
もう同じ方向を向いていない。
綾が現れた。
隆司は。
必とされる父親という役を見つけた。
真由美に捨てられたわけではない。
ただ。
自分が妻を必とすることを。
認めるのが嫌だった。
その結果。
「娘のため」
という。
別の理由を作った。
相談の最。
「婚したくなくなりましたか?」
と聞かれた。
真由美は。
隆司を見る。
隆司も。
真由美を見る。
とも。
し笑った。
「逆かもしれません」
真由美が答えた。
「私も」
隆司が言った。
理由が分かった。
だから。
続ける。
とはならなかった。
むしろ。
相が悪だかられるのではないと。
分かった。
それが。
にはきかった。
帰り。
隆司が言った。
「俺、綾のせいにしてたな」
「うん」
「卑怯だった」
「うん」
「もうし優しく言えない?」
「34緒にいたから、これくらいでいいでしょう」
隆司は笑った。
「真由美」
「何?」
「婚しよう」
今度は。
最初とは。
声が違った。
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逃げるような言い方ではなかった。
真由美も。
答えた。
「うん」
婚の続きは。
きく揉めなかった。
は売却。
貯は話しって分ける。
についても。
専へ確認した。
隆司は。
静岡へ移らなかった。
綾が。
はっきり断ったからだ。
「くに来られると困る」
父へ。
直接言った。
隆司は。
かなり落ち込んだ。
「父親なのに」
わず言った。
綾は。
返した。
「父親だから、私ののに入れるわけじゃないよ」
隆司は。
何も言えなかった。
それでも。
は。
完全にれなかった。
に度。
話。
数ヶに度。
事。
隆司が、
「36を取り戻したい」
と言うと。
綾は、
「取り戻さなくていい」
と答えた。
「じゃあどうすればいい?」
「今からって」
その言葉が。
隆司には。
番難しかった。
過を埋める。
償う。
父親として守る。
きなことは考えられる。
でも。
娘が辛いべ物を苦なこと。
コーヒーはブラックをめないこと。
疲れると話にないこと。
そういう。
普通のことを。
つずつる。
父親になるというより。
のと関係を作る。
それを。
隆司は。
しずつ覚えた。
ある。
綾が真由美へ話した。
「父、最ちょっと変わりました」
「どう?」
「は何か買うとか、引っ越すとか、おの話ばっかりだった」
真由美は笑った。
「今は?」
「『最どう?』って聞いて終わる」
「成したね」
「61歳だけど」
で笑った。
真由美と綾も。
々連絡を取るようになった。
友達ではない。
親子でもない。
元夫の娘。
それ以。
簡単な名はなかった。
それでよかった。
里奈は。
相変わらず綾へ連絡した。
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