"7人の妊娠と密封された患者服" 第5話
薬剤名。
数量。
そして投与対象者の受刑番号。
7つの番号が繰り返し記されていた。
古い聞データベースを検索する。
2011。
黒部女子刑務所。
女性受刑者7の集団妊娠。
川は当の記事を片端から読み始めた。
表向きには原因。
職員の関与は証拠分。
その、捜査終。
「これ……本物なら」
帳簿には条の署名がある。
ただし、だけなら捏造も来る。
川はUSBを社内のセキュリティ担当者ち会いのもとで確認した。
には古い映像ファイルが複数保されていた。
付は2011。
第3女性独エリア。
映像には廊が映っている。
壁しか映していなかったはずの4台のカメラ。
そのうち台が、本来の位置で記録していた映像だった。
午1過ぎ。
防護を着た物が現れた。
医務課の通証を首からげている。
独ので暗証番号を入力。
扉がく。
直。
物が度マスクを持ちげた。
川は映像を止めた。
顔。
条匠。
ただ。
15のデータ。
本の映像。
これだけでは分ではない。
川は当の捜査関係者を調べた。
そこで。
事件まもなく辺の駐所へ異していた刑事の名を見つけた。
松田。
翌。
川はを4くらせた。
岸沿いのさな駐所。
塩で板の塗装が剥がれていた。
へ入ると。
髪の増えた松田が、机に向かっていた。
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「松田さんですか」
「そうですが」
川は答えず。
帳簿のコピーを置いた。
次にノートパソコンをいた。
映像を再する。
松田の顔が変わった。
条がマスクをげた瞬。
松田のが止まる。
「どこでこれを?」
「元警備課です」
「きてたのか」
「ホスピスから送られてきました」
松田は無言で机の引きしをけた。
15。
同じ所に置いていた古い帳。
赤い丸。
鎮静薬の廃棄。
午2。
帳簿を見る。
非公式投与。
午148分。
映像。
条の入。
午136分。
すべてがつながった。
松田は子へく座り直した。
「やっぱり終わってなかった」
川は言った。
「被害者の証言が必です」
松田も分かっていた。
帳簿を作った警備課は末期患者で、認能もしているという。映像も15どこで管理されていたかを攻撃されれば、証拠能力を争われる能性がある。
何より。
7の女性自が。
再び話すを持つか。
そこが最の問題だった。
最初に訪ねたのは由美だった。
古いアパート。
3度目の訪問で。
ようやくドアがしだけいた。
15とは別のように痩せた由美が、警戒した目でを見た。
「帰ってください」
川が名刺を差しす。
「2011の件です」
すぐドアが閉じかけた。
その。
松田が歩へした。
警察帳を見せる。
「佐藤さん」
由美のが止まった。
「15、あなたに度だけ聞いた。
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何かを話したら困ると言われているのかって」
由美の目が松田を見る。
「覚えてますか」
い沈黙。
「……覚えてる」
その声は。
ほとんど聞こえないほどさかった。
由美は最初、玄関からを入れようとしなかった。
松田は無理に説得しなかった。
「今は帰ります」
そう言って。
枚だけを渡した。
条の非公式投薬記録。
由美は受け取らなかったが。
にかれた受刑番号を見た。
自分の番号。
顔が固まった。
「これ……どこから?」
「警備課が残していました」
「嘘」
「映像もある」
由美は壁へをついた。
数分。
ドアがいた。
狭い部のに座り。
由美は15度もで詳しく話さなかった記憶を、しずつ言葉にし始めた。
隔エリアへ移された直から、夜の診察が増えたこと。
薬をまされたあと、記憶が途切れるがあったこと。
目を覚ました。
医務担当者がくにいたこと。
何かを訴えようとすると、処遇や仮釈放に関する話を持ちされたこと。
「条ですか」
松田が尋ねる。
由美は両を握りしめた。
そして。
今度ははっきり頷いた。
「はい」
川はカメラを回すに確認した。
「記録してもいいですか」
由美はい迷った。
「顔は……最初は映さないでください」
「分かりました」
その。
由美は3以話した。
次に探したのは奈だった。
彼女はすでに別の姓になり、族と暮らしていた。
話をするとすぐ切られた。
再び連絡しても、
「もう終わったことです」
と言われた。
別の女性は。
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