"義母に「車が狭いから、あなたは留守番ね」と置いていかれた私" 第4話
父から私が単独で相続した財産です。固定資産税、災保険料、根や回りの修繕費も、すべて私の座から支払ってきました」
浩司が子を鳴らしてちがった。
「俺は毎、活費を入れていただろう!」
「費とあなた自の遣いを含めて8万円、ここ3は5万円です。に関する費用を負担した記録はありません」
通帳の写しを示すと、親戚のから「それだけだったのか」とさな声ががった。私はさらに、子の通院や薬代、介護保険の続き、町内会の用事を記録した15分の帳を机に置いた。
「事だけでなく、子さんの活を支えてきたのも私です。今回の寿祝いも私が企画し、32万円の予約を取りました。その旅から私だけをし、浩司さんのを連れていったのがお2です」
会議がざわめいた。子は「妄よ」と叫んだが、正志はすぐには同調しなかった。
私は森田産との売買契約をいた。
「は5800万円で売却する契約を結びました。居者の退と正式な引き渡しは、弁護士を通してめます。お2の物を勝に処分することも、突然締めすこともありません。ただし、私がこのへ戻ることも、売却を撤回することもありません」
親戚の線が浩司へ集まった。彼は正のたび、あのを自分が宅ローンで買ったように話していたらしい。
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追い詰められた浩司は、鞄から1枚の類を取りした。
「由美子は、を俺に贈与すると約束した。ここに本の署名もある。勝に売ったのは、そっちだ」
私は差しされた委任状を見ても驚かなかった。すでに司法士から受け取った写しと、まったく同じものだったからだ。
「では、その署名を誰がいたのか、皆さんので確認しましょう」
第6話 夫がいた私の名
私は、浩司が司法士事務所へ持ち込んだ贈与契約と委任状の写しを、彼の類の隣へ並べた。どちらにも私の名が記されているが、文字の傾きと「」のはね方が、私の跡とは違っていた。
「似せていたところで、本の署名にはなりません。こちらは司法士の面談記録です。本確認の話を受けた私は贈与を否定し、続きはそので止されました」
正志が記録へ目を通すに、署名を何度も練習したと、複数の類データが送られたの覧も示した。浩司が慌てて送信した式に、練習途のPDFまで混ざっていたのである。
「実印が押してあるじゃないか!」
浩司は朱印を指差したが、私は自分の実印と印鑑登録証を机へ置いた。
「これは、子さんの箪笥から取り戻した本物です。類に押されているのは、代わりに桐箱へ入れておいた認印。印を照すれば、すぐに分かります」
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「お姉さん、どうして由美子さんの実印を持っていたの?」
子の妹に問われ、子は「預かっていただけ」と答えた。しかし、本にらせず名義変更へ使おうとした理由までは説できない。
浩司は類を奪い返そうとを伸ばしたが、川弁護士が原本は司法士側で保全されていると告げると、きを止めた。
「まだ登記を変えていないんだから、何も起きていないだろ。夫婦ので類を用しただけだ」
「では、を奪う目もなかったのですか?」
私はスマートフォンを机の央へ置き、47件の留守番話から保した音声を再した。
『俺にはあのが必なんだ。優のお腹には子どもがいる。母さんと3で暮らせるようにすると約束したんだよ。名義を俺に変えてくれたら婚してやる。おも政婦としてなら置いてやるから』
再が終わっても、しばらく誰もをかなかった。妄だと言い張っていた子は俯き、浩司の額には汗が浮かんでいる。
私は、宿泊者名が川優へ変更された旅館の予約票を続けてした。そこには「妊娠5か」と記載され、決済用として浩司の族カードが登録されている。さらに、リフォーム会社が作成した打ちわせ記録も並べた。
入居予定者は浩司、子、優とまれてくる子ども。現の所者である私は事に退する予定とされ、父が残した黒柱は子の希望で撤することになっていた。
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