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"同じ部署の社員が月30万〜50万円もらう中、私の月給だけは18万円だった" 第8話

消していない証拠

契約終24、私のアカウントからわれたのは、未処理案件の更の登録、引き継ぎ確認の3種類だけだった。ファイル削除は0件。部記憶媒体へのコピーも0件。権限設定の変更もない。

画面の緑を、佐藤はからまで何度も目で追った。削除を示す赤い警告はつもない。先ほどまでく握っていたスマートフォンが、彼女のでゆっくりがった。

「青葉通信側でも同じ履歴を保管しています」

川は、顧客側の監査ログに付けられた刻証を示した。都システム発があとから記録をき換えても、相側に保された内容までは変えられない。

私のアクセス権限が午6に失効するのは、契約社員の終を登録した会社側の自設定だった。申請者は佐藤、承認者は田。私自には延止もできない。

野がいなければ誰もパスワードをらない。実質には同じことだ」

田が言い張ると、私は186ページのいた。管理用パスワードそのものは規定記載できないため、報管理責任者が再発する順と連絡先を載せてある。森本はその順を使い、午1にテスト環境へ入ることができた。

会の記録も画面へ表示された。1回目は田の指示で止。2回目は菱田が欠席。

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3回目は森本が参加し、240分の画が残っている。田は12き、その翌に《内容確認済み》を選択していた。

「引き継ぎではありません。受け取った側が、読むことと参加することを拒んだ記録です」

黒田の言葉に、報管理責任者もうなずいた。システムは現も正常に稼働しており、60の移に必報もそろっている。顧客を質にした破壊為など、どこにもなかった。

私は胸の奥に残っていた緊張が、しずつほどけていくのをじた。何も消さず、何も隠さず、するべき仕事を終えてきた。それでも田は、私が会社をれるというだけで《裏切り》に変えようとした。しかし記録は、声のきさでは変わらない。

4、反論すれば契約を切られるとい、理尽な言葉を何度もみ込んだ。だが今、黙って積みげた作業記録のつが、私の代わりに事実を語っている。私は膝ので握っていたき、まっすぐ田を見た。

追い詰められた田は、今度は次報告の作成責任を菱田へ押しつけた。

「菱田が勝に自分の名いたんです。私は部として形式に承認しただけで、実作業者が誰かまではりませんでした」

「嘘ですよ。部が、野さんの名すなって言ったんじゃないですか」

菱田が反射に言い返した。

自分を守るためにた言葉で、田の目がきく見かれる。

川は2のやり取りを記録したうえで、青葉通信が保していたメールを表示した。送信者は田。宛先は菱田と佐藤だった。

《報告野の名すな。契約社員がだとられれば、6億4000万円の契約額をげられる。成果は菱田にまとめ、正社員チームで対応している形にしろ》

送信刻は、最初の虚偽報告が提されるの午1136分。田が事らなかったという説は、1通のメールで崩れた。

さらに、そのメールには《事査定原案》というファイルが添付されていた。私を《指示された単純作業のみう補助員》と評価し、与18万円を据え置く内容である。

最終ページの承認欄には、佐藤奈津子の赤い印が押されていた。

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