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"同じ部署の社員が月30万〜50万円もらう中、私の月給だけは18万円だった" 第11話

11分のい評価

相馬が持っていたのは、《期社員・更管理表》という3ページの覧だった。11は17万5000円から22万円。その横には、実際の担当業務とは致しない《補助》《定型》《代替能》という評価が並んでいる。

すでに退職したが6が5。名には、私と同じように顧客先の責任者欄へ記載されながら、社内では補助員と評価された技術者もいた。

「この件は部監査へ渡します。聞き取りをお願いするは、代理を通してご連絡します」

相馬の声から、先ほどの引き留める調子は消えていた。私は覧表を受け取らず、必な記録は正式な続きで確認すると答えた。契約が終わった以、古い会社の内部調査まで1で背負うつもりはない。

ビルをると、9の夜照った頬へ当たった。朝912分に18万円の類を置かれてから、まだ9しか経っていない。それでも、会社へ戻らないと決めた取りは、通勤していたどの夜より軽かった。

駅へ向かう途、毎朝寄っていたコンビニのを止めた。残を気にして棚へ戻した弁当や、翌まで買うのを延ばした参考をよぎる。俸1200万円になっても、失った4が戻るわけではない。それでもからは、必なものを諦める理由を自分の能力のせいにしなくていい。

1週、私は青葉通信本社の入館ゲートに、しい社員証をかざした。

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《IT基盤統括部 野美咲》。印字された肩を見ると、嬉しさより先に責任のさをじた。

フロアには12の担当者が待っていた。黒田は私を特別扱いせず、5つの基幹システム、予算、60の移計画を説したあと、最初の会議からを任せた。

12のうち4は、都システム発との仕事で私の名を見たことがなかったという。次報告には菱田しか載っていなかったのだから当然だった。私は73件の実績を自する代わりに、今は作業者、確認者、判断者を同じ記録へ残すと最初に伝えた。

「困ったときに全部を野さん1へ集める組織にはしません。判断する、操作する、確認するを分けてください。それが、あなたを部として採用した理由です」

その言葉に、胸の奥がわずかにくなった。以は、私にしかできない状態を会社が放置し、その責任だけを押しつけていた。ここで求められているのは、私が徹夜することではなく、誰か1が倒れても止まらない仕組みを作ることだった。

1032分、移対象の処理に遅延警告がた。反射に自分で端末を操作しかけたが、私はを止め、若2へ調査を任せた。1が履歴を確認し、もう1響範囲を切り分ける。私は報告を聞き、処理順の変更だけを判断した。

18分、警告は消えた。誰も鳴らず、誰も成果を奪わない。

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担当した2の名が、そのまま対応記録へ入力された。

社員が「部が直したことにしなくていいんですか」と冗談めかして尋ねた。私は、判断したかしたも、それぞれの欄へ残せばいいと答えた。2が顔を見わせて笑うのを見て、役職とは成果を集める箱ではなく、仕事が正しく回る責任を負うものなのだと改めてった。

昼休み、部監査を担当する弁護士から連絡が入った。都システム発の覧に載っていた11のうち、退職者4職者3が聞き取りに応じたという。

「全員に共通する記録があります。評価をげられた直、顧客向けの報告では、別の正社員の実績に置き換えられていました」

送られてきた資料の末尾には、評価変更を指示した物の欄がある。

11すべてに、同じ2つの名が記されていた。

田浩。佐藤奈津子。

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