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"同じ部署の社員が月30万〜50万円もらう中、私の月給だけは18万円だった" 第17話

3枚の処分通

処分通の1ページ目には、《田浩 懲戒解雇》と記されていた。

理由は、31通の虚偽報告への指示、勤務記録と事評価の改変、部監査の証拠捏造、そして3000万円の請求予告を使った私への威迫。どれか1つではなく、4続いた為と、発覚も事実を作り替えようとしたことが処分の根拠になっていた。

2ページ目は佐藤奈津子だった。彼女も懲戒解雇。正案をなくとも2回削除し、申請を《通常業務内》へ変更し、期社員なら更を持ちせば黙ると会議で発言した。田の指示に従っただけという説は、3通のメールと26分の録音によって退けられている。

のページに、菱田亮の名があった。

専務の甥であることを理由に守られるのではないかと、私はどこかでっていた。しかし、菱田にも懲戒解雇が決まり、次期課候補の推薦は取り消された。虚偽報告を自分の実績として提し、2回の特別賞与を受けたうえ、過付で会議メモを作った責任は消えない。

処分の聞き取りで、菱田は「技術のことは分からなかったが、部が名けと言った」と繰り返したらしい。だが、分からないまま報告へ印を押し、50万円の与と賞与を受け取り、私を《代わりはいくらでもいる》と笑った事実まで、命令だけでは消せなかった。

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取締役会では、親族に当たる専務を審議と採決からし、部監査役を含むメンバーで処分を決めたという。菱田へ支された特別賞与120万円についても、会社は返還を求める方針だった。

専務は当初、甥だけは格にとどめるよう求めた。しかし部監査役が、同じ為を親族でない社員がしたにも残すのかと問い、答えられなかったという。会議記録には、採決に参加した6全員の賛成が残っていた。

を読み終えても、胸がれるようなびは湧かなかった。4、最初の更へ署名したの自分が戻ってくるわけではない。それでも、権力のあるの言葉より、73件の記録と31通の報告く扱われたことに、静かな堵を覚えた。

そのの午、相馬社は全社員を集め、処分と監査結果を説した。個報に触れない範囲で、実作業者の名を別へ付け替えたこと、1847対応が勤怠へ反映されていなかったことを認めた。

列には、30万円から50万円を受け取っていた正社員たちも座っていた。自分の報告に、らない作業が実績として加えられていたと初めてった社員もいる。相馬は、らなかったまで律に責めるのではなく、今は承認に作業履歴を本と照すると約束した。

田は最まで処分に納得せず、会社をる直にも「野さえ更していれば」

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にしたらしい。だが相馬は、その発言を聞いた管理職へ、はっきり答えた。

野さんが辞めたから起きた問題ではない。辞めなければ、問題を隠したまま続けていただけだ》

森本から届いたいメッセージを読み、私はしばらく画面を見つめた。以なら田の最の言葉に、自分が会社を壊したのではないかと迷っただろう。今は違う。6億4000万円の契約を失ったのは、私が更へ署名しなかったからではない。

私が署名していれば、表面は何も起きなかったかもしれない。私はまた夜の話へて、菱田の評価だけががり、次の誰かにも18万円の類が渡される。それは会社を守ることではなく、壊れた仕組みを見えない所で支えることだった。

の仕事と名を、く扱い続けた結果だった。

処分通には、もう1つ添付ファイルがあった。《評価訂正対象者覧》。そこには、私を含む11全員の名が記されていた。

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