"昭和39年、姉の「元気です」に隠された嘘" 第10話
族を。
配させたくなかったから。
帰りたくなる。
自分を。
認めたくなかったから。
そして。
「頑張っている娘」でいなければ。
京へたまで。
なくなる気がしたから。
そんな子へ。
妹が返したものも。
いではなかった。
だけ。
《元気じゃなくても、帰ってきていいよ。》
帰ってこいではない。
だから。
子は。
帰らなかった。
もうし京にいる。
そう決めた。
今度は。
族のためでも。
世のためでも。
「せっかく集団就職で京へ来たから」
でもない。
自分で。
残ることを。
選んだ。
そして。
その次のから。
子は。
元気ではないのことも。
くようになった。
失敗した。
叱られた。
喧嘩した。
疲れた。
でも。
今はし楽しかった。
そんなを。
族は。
以より。
して読んだ。
なぜなら。
は。
毎元気でなくても。
きていける。
族に必だったのは。
「いつも元気な子」ではなく。
つらいも。
楽しいも。
本当のことを。
しずついてくれる。
子そのものだったからだ。
何。
子は。
古い葉を枚。
額へ入れた。
姉から届いた。
《元気です》
ではない。
自分が。
京へ送った。
あの。
《元気じゃなくても、帰ってきていいよ。》
子は。
それを見るたび。
笑って言った。
「これ見たせいで、京に残っちゃったんだからね」
子も。
笑って返した。
「帰ってきていいっていたんだから、私のせいじゃないよ」
は。
もう。
あの頃の女ではない。
それでも。
枚の葉を見ると。
昭39の。
青森の駅で。
を振れなかった。
15歳の子が。
今でも。
そこにいるような気がした。
そして。
子には。
あのの姉へ。
今でも。
同じ言葉を。
言ってやりたいとう。
元気じゃなくてもいい。
泣いてもいい。
帰ってもいい。
残ってもいい。
ただ。
で。
「元気です」
とき続けなくていい。
それだけは。
何経っても。
変わらなかった。
※本作は、昭30代半から40代にかけての集団就職、寄宿舎での活、や葉をとした族の通信を背景に構成した創作です。登物・・町、および物語の来事は創作です。
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