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"私を捨てた元婚約者が、十数年後に知った本当の私" 第12話

から、京介自が何度も何度も作業を運び、げ、お父様の職としての魂にい敬を払ってプレゼンをねてきたわ。お父様は京介の誠実さにを打たれ、『この男になら、俺の涯の技術をすべて託せる』と、正式に技術顧問として提携を結んでくださったのよ」

「な……なんで……! 俺の親父だぞ!? なんで関なんかに……!」

を抱え、獣のように叫びながら面を叩いた。

「ずるいぞ! おらばっかり! 親父の技術は、息子の俺の権利だろうがぁッ!」

「権利?」

真子は徹な瞳で、狂乱する元婚約者を射すくめた。

「修から逃げし、親子の絆を切り捨て、父親の尊厳を踏みにじったあなたに、何の権利があるというの? あなたは最初から、の持っている肩きや技術や財産にただ乗りして、自分をきく見せることしか考えてこなかった。……あなたのには、最初から最まで、何もなかったのよ」

真子はバッグから通のい封筒を取りし、吉元へと落とした。

「それから、もうつ。同窓会の夜、あなたが『真子に婚歴をつけてやった』と勝ち誇っていたけれど……あの婚約の、婚姻届は提されていなかったのよ。覚えていないの?」

が震えるで封筒を拾いげ、顔をげた。

「……え?」

「あなたが『忙しいから提はおに任せる』と丸投げしてきたけれど、私は結婚式ので窓しにこうと切に保管していたの。

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そのに、あなたの浮気が発覚した。だから、私には婚歴なんて回もついていない。私の夫は、最初から最まで関京介だけよ」

の瞳から、最が完全に消えった。

自分が真子に傷をつけ、優位にっているとい込んでいた最の砦すら、ただの自己都の記憶違いだったのだ。

「封筒のは、京介の調査チームが集めた、エミナさんがの複数の資産男性と交際していた証拠写真よ。……あなたがどう使おうと自由だけど、度と、私たちのに現れないで」

真子は踵を返し、度も振り返ることなく歩きした。

から、夜のたいに溶けていく吉の絶望な嗚咽が聞こえていたが、その声が真子のに届くことは、もう度となかった。

け、真の寒波がを包み込む頃、吉とエミナ、そして美の辿った末が、の噂として真子の元へと届いた。

エミナの父親である羽田会は、真子の厳格な事指導と禁酒プログラムを愚直に守り通し、肝能数値を奇跡に正常値くまで回復させていた。病で己のと会社のあり方を見つめ直した会は、自らのを恥じ、放蕩を尽くしてきた娘のエミナに対し、切の役員報酬の止と、側の豪帯にある赤字子会社の資材管理センターへの無期限向を命じた。

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エミナは「社令嬢」という唯の武器を奪われ、の効きの悪いプレハブで、連靴を履いて伝票理とかきに追われる々を送っているという。かつて贅沢を尽くしたプライドは々に打ち砕かれ、級ブランド品はすべて滞納したカードローンの返済のために差し押さえられた。

方の吉には、さらに過酷な因果応報が待っていた。

業界から完全に追放され、預も底をついた吉は、成田空港からへ逃を図ろうとした寸、待ち伏せていた美に捕獲された。美は吉の実印と類を奪し、そので無理やり婚姻届を提させたのだ。

、吉は郊の取り壊し寸の古い造アパートで、美と、そして夜泣きを繰り返す幼子とともに、文字通りの活をいられている。

エミナの父親から切れとしてわずかに渡された百万円のも、美によって「の女の垢がついた汚いなんていらない!」と目のでビリビリに破り捨てられたという。

雇いのパートを掛け持ちしながら、「ダーリンは私が養ってあげるの!」と歪んだを振りかざし、吉切許さず、財布も分証もすべて管理に置いている。かつて「自由な恋」を気取って婚約者を裏切り続けた男は、今や狂気の女が築きげた、畳半の逃げなき檻ので、自らの蒔いた業の毒を、ぬまで啜り続けることになったのだ。

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