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"入院中、母が勝手に老人ホームへ送られていた" 第7話

さらに、健太と共していた活費決済座から、菜緒の名義で積みてていた定期預万円を括解約し、しく設した自分単独のネット座へと全額資させた。

作業を終えた、スマートフォンの計は午を指していた。

は、すべて閉まった。

にわたり、菜緒の労働の対価を貪りってきた吉沢の寄虫たちへの栄養補パイプは、この瞬に完全に断ち切られた。

その、玄関の引き戸が激しい音をてていた。

「おい! 菜緒! どこにいるんだ!」

血相を変えた健太が、同然の勢いで廊を駆け込んできた。

の入りで仁王ちする夫を見げ、菜緒はえ切った瞳で、元のスマートフォンの画面をゆっくりと伏せた。

「おい、菜緒! お体何を考えているんだ!」

の鴨居を震わせるような声とともに、健太が同然の勢いで畳のに踏み込んできた。

の襖の向こうで、眠っていた母・さくじろぎをする気配がした。菜緒は眉かさず、座卓のに置いたスマートフォンを指先でそっと引き寄せ、画面を伏せた。

「静かにしなさい。お母さんが休んでいるのよ」

「お母さん、お母さんって、いい加減にしろ! 施設を勝に抜けして、こんなボロに連れ戻してどうするつもりだ! 施設の所から俺に話があったぞ。

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『娘さんが連れった』って騒ぎになってるんだ!」

「連れったのではないわ。本の自由志で退所したの。施設側にも私の代理から正式な解約通をすでに子送付してある。違約の発条件も、入居契約が無効である以しないと、弁護士の先から通告してもらったわ」

「べ、弁護士……!?」

健太のから、掠れた声が漏れた。

菜緒は退院の続きを終えたそので、病院のソーシャルワーカーを通じて、齢者の財産管理トラブルにい「央法律事務所」の女性弁護士・野と連絡を取り、受任の続きを済ませていたのだ。

「あんた、実の夫相に弁護士をてたのかよ……! 夫婦の話しいで済むことを、なんでそんなごとに——」

その、健太のポケットので、けたたましい子音が鳴り響いた。

スマートフォンの着信音だった。画面を瞥した健太の顔が、目に見えて引き攣る。『母さん』の文字が点滅していた。

「ほ、ほら見ろ! 母さんからだ! おが施設を勝に引き払ったことが、もう実にも筒抜けなんだよ!」

健太は威勢を取り戻したように息を荒くし、通話ボタンを押してスピーカーに切り替えた。

『もしもし! 健太ぁッ!? あんた、体どうなってるのよ!!』

受話器の向こうからしてきたのは、切り声にい義母・子の絶叫だった。

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『今、百貨商サロンでカードをしたら、「このカードはお取り扱いできません」って言われたのよ! 恥をかかせないで頂戴! それに、今入るはずの座の残が増えてないって、お父さんが朝から鳴り散らして暴れてるのよ! 菜緒さんは何をしてるの!? く今分の万円を振り込ませなさい!』

スピーカーから漏れす醜悪な求に、健太の顔面からさっと血の気が引いていった。

に、針が落ちても聞こえるほどの静寂が落ちる。

菜緒はゆっくりとがり、健太のった。

「……健太。お義母さんが言っている万円って、何のこと?」

「え、いや……それは……」

健太は線を泳がせ、喉を詰まらせた。

「私が毎していたのは、お義父さんの座への万円と、お義母さんへの万円。わせて万円よ。それを、あなたはお義母さんに『今入るはずの』として約束していたのね?」

受話器の向こうの子は、菜緒が通話を聞いていることに気づいたのか、さらに語気をめて喚きてた。

『あら、菜緒さん! ちょうどいいわ! あんた、男の嫁のくせに親への仕送りを止めるなんて、体どういう育ち方をしたの!? うちのが今、ゴルフ仲の旅でどうしてもまとまったおがいるって言ってるのよ! 続きし直しなさい!』

菜緒は健太のからスマートフォンを取りげ、自らの元に引き寄せた。

「お義母様。私名義の座からの吉沢への仕送りは、本付ですべて終いたしました」

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