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"30万円を止めた日" 第4話

田先が話を代わり、やり取りのや査定依頼の記録を保してもらうよう依頼した。

通話を終えた、私はベッドへく体を預けた。

「先。これは、私が入院してからいついたんでしょうか」

「断定はできません」

「でも倒れた翌ですよ」

田先も同じ点が気になったようだった。

「準備していた能性はありますね」

その答えを聞いた、私は初めて病気とは別の寒気をじた。

浩司は突発に旅へき、突発にカードを使っただけではない。

私がけなくなるから、何かを考えていたのかもしれない。

その午、佳奈からさらに連絡が来た。

「社、経理からつ確認です」

「何?」

「浩司さん、先にも会社へ話していました」

「先?」

まだ私が普通に働いていた頃だ。

「社に万がのことがあった、配偶者に会社の株や退職がどうなるか聞いていたそうです」

私はスマートフォンを握ったままけなくなった。

「どうして今まで報告がなかったの?」

「個な問いわせだとって、経理担当がそので『会社からは答えられません』と切ったそうです。今の件があっていしたと」

先。

私はまだ倒れていない。

きな自覚症状もなかった。

では、なぜ夫は「私に万ががあった」を調べたのか。

偶然かもしれない。

経営者の配偶者として、単に相続の識が欲しかっただけかもしれない。

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でも、産査定。

会社への介入。

妻の術に旅。

全部が並ぶと、偶然と言い切るにはすぎた。

その晩。

私は浩司とのメッセージ履歴を遡った。

、静への万円を度減らしたいと相談したことがある。

《母さんの老の計画が狂うからやめてくれ》

浩司はそう返していた。

老の計画。

私は当、「活費がりなくなる」というだとっていた。

今は違って見えた。

何の計画なのか。

翌朝、田先から話が来た。

「御崎さん。義母さん名義で、かに区分マンションを取得した記録があります」

私はを疑った。

「静さんが?」

「はい。登記は義母さん単独名義です。ただ、抵当権も設定されています。所を確認したところ、今の賃貸所とは別です」

「そんな、聞いたことありません」

「もうつあります」

田先の声がしくなった。

「そのマンション、現賃貸にされています」

私は、活に困っていると聞かされて毎万円を送り続けていた。

その義母は、私に隠れて産を持っていた。

しかも自分でむためではなく、賃収入を得る物件として。

その購入期はか。

私が送を続けていた真っ最だった。

では――。

静の「活費」として消えていた毎万円は、本当は何に使われていたのか。

登記だけでは、購入資の所までは分からない。

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けれど夫婦でく使っていた庭用クラウドストレージに、答えの部が残っていた。

浩司は計の細かい管理を嫌うくせに、自分の旅や買い物の予定だけは表計算ソフトで理する癖があった。私が入院する、共用タブレットのバックアップ先を私名義のクラウドにしていたため、過に同期されたファイルがそのまま残っていた。

田先からは、「自分が正当に利用できる共データの範囲だけ確認しましょう」とを押された。

フォルダ名は、

《母さん老》

そのに、

《資産計画》

というファイルがあった。

いた瞬、私は息を止めた。

ごとの表。

私から静への送――万円。

そのに内訳がかれていた。

《活実費 70,000》

《投資物件積 150,000》

《管理費・ローン補填 50,000》

《浩司 自由費 30,000》

「……何、これ」

わず声がた。

活費は万円。

万円のうち、万円は最初から活費ではなかった。

万円を物件購入のへ積みて、購入はローンや管理費へ回している。残り万円は、なぜか浩司の自由費。

しかも物件取得のページには、賃収入の欄まである。

万千円。

管理費や修繕積を引いても、静側には毎定の賃収入がある計算だった。

それでも私は万円を払い続けていた。

活に困っている齢の義母を助けているのではなかった。

私はらないうちに、義母の資産形成を伝っていた。

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