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"今日でクビだ」黒蛇の夢を信じて280万円の起爆装置を壊した俺。3日後、127人が退避した直後――山が崩れた" 第6話

3を買ったハンマー

ハンマーを両で握ると、っていた以にかった。

度振りろせば、もう“話しいの途”には戻れない。会社の設備を故に壊したになる。

「酒井さん、待ってください」

太田が声をげた。

「本当に壊したら、弁償だけでは済みません」

「分かっている」

「だったら――」

「母線かられてくれ」

私はそれだけ言った。

太田が歩がり、藤本班が彼の肩を引く。2が全な位置までれたことを確認してから、私は監督を見た。

「最にお願いします。原記録の照会が終わるまで待ってください」

「脅しのつもりか」

「お願いです」

「できない。ハンマーを置け」

監督は発破器の鍵へを伸ばした。

私はハンマーを振りろした。

鈍い衝撃が両腕へ返ってくる。属製の板がへこみ、表示窓にい亀裂がった。

「やめろ!」

監督が私の作業着をつかんだ。私はそのを振りほどき、2度目を振りろした。

接続が台座ごと折れ、内部の部品がへ散った。

それで分だった。

発破器は使えない。

私はハンマーをへ置いた。

起爆所に、壊れた部品が転がる乾いた音だけが残った。

「自分が何をしたか、分かっているのか」

監督の声は鳴り声ではなかった。く、押し殺した声だった。

「会社の設備を壊しました」

「280万円だぞ」

「弁償も処分も受けます」

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「警察に突きしてやる」

「事は、私からも説します」

監督が胸ぐらをつかみ、私を壁へ押しつけた。肩に痛みがる。

藤本班がへ入り、その腕をした。

「監督、ここには防犯カメラがある。これ以やれば、あんたの方も説が必になるぞ」

井の隅で、型カメラのランプが点滅している。

監督は私を突き放し、携帯話を取りした。

「資材課か。同型の発破器をすぐ持ってこい」

話の向こうから何か説されたらしく、彼は苛った声で聞き返した。

「予備がない? 本社倉庫にはあるだろ」

しばらくして通話を切ると、若い作業員2へ顎をしゃくった。

「酒井を器材倉庫へ入れておけ。本社のが来るまで、勝にかすな」

「それは拘束ですか」

藤本班が尋ねる。

「設備を壊したを待させるだけだ」

私は抵抗しなかった。逃げるつもりはない。ただ、倉庫へ向かうに太田へ確認した。

「警報の原記録は消えていないな」

「はい。端末と本社側に残っています」

「確認表も、そのケースに入れたままにしてくれ」

「分かりました」

藤本班には、防犯カメラの映像と、誰が倉庫の鍵を扱ったかを残してほしいと頼んだ。

「自分の配をしろ」

「だから頼んでいます。で言葉だけの争いにしたくないんです」

器材倉庫へ入ると、から鍵が掛けられた。

棚にはホース、保護具、使われていない具が並び、い位置にさな窓が1つある。

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私は壁際へ腰をろし、黒い帳をいた。

1331分、発破器をハンマーで破損。母線接続。起爆能。1338分、器材倉庫へ移。から施錠。

そこまでくと、指先が震えた。

恐怖がなかったわけではない。仕事を失い、280万円を請求され、警察に連れていかれる能性もある。妻へ何と説すればいいのかも分からない。

それでも、今の発破は止まった。

約2、倉庫ので言い争う声が聞こえた。

「勝に閉じ込める権限はない」

藤本班の声だった。

「逃げられたら困る」

「酒井は逃げない。本社からも、すぐすよう連絡が来ている」

やがて鍵が回り、扉がいた。

へると、計は1546分を指していた。監督は事務所へ呼ばれ、姿が見えない。

「肩、丈夫か」

「かせます」

「応、診療所へけ。記録も残してもらえ」

藤本班と歩き始めた、資材課の社員が話を持って駆けてきた。

「酒井さん、発破器の件ですが……」

私はを止めた。

「本社倉庫に同型が1台あります。ただ、運搬の作点検と使用登録が必です。今にはせません」

「いつ使えますか」

社員は元の予定表を確認した。

「最でも、3の朝です」

昨夜の黒蛇が求めたと、まったく同じだった。

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