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"娘の就職祝いで夫は私を泥棒と呼んだ" 第11話

終わらない責任

説会の翌に、すべてが解決したわけではない。補助申請は止され、会社には特別調査が入った。正送、偽造類、正アクセス、虚偽の説文について、それぞれ別の確認が必だった。

隆司は代表取締役を辞任した。刑事責任は捜査と司法の判断に委ねられ、個投資の損失と会社への返還債務を負った。豪邸を没収されへるような劇な罰ではない。毎の返済、信用の喪失、かつての部へをげる々が続くことになった。

原も被害者にはならなかった。証拠提は考慮されたが、録音編集と資移への関与を認め、受け取った百万円の返還計画をてた。隆司との関係が終わったからといって、私と友になることもなかった。

義母はマンションの根抵当権を争いながら、F・リンクの税務処理に必な費用を自分の預から払った。彼女は私へ度だけ謝った。

「ワインをかけたことだけじゃない。あなたなら最には族のために罪をかぶるとっていた」

「私もい、そういう妻でした」

許したとは言わなかった。義母も許してほしいとはねなかった。私たちは必な類を共し、それ以は距を置いた。

千は父の会社を退職した。法から誘われたが断り、別の品会社へ応募した。

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「逃げたとわれるかな」

「誰に?」

「元の会社のに」

「そのたちの評価で就職先を決めたら、また自分で選んだことにならない」

千は次面接から受け直し、方の堅品メーカーへ採用された。肩も特別扱いもない品質管理補助だった。

婚協議では、隆司が私へ会社損害の賠償を求める主張を撤回した。私は逆に、未払い賃、退職、虚偽説による損害について請求した。共財産は資料に基づいて分け、罪悪で放棄しなかった。

婚届を提した、隆司は最に言った。

「族なのに、そこまでを取るのか」

私は答えた。

「族だったから、、働いた分を曖昧にしてきたの。婚するから、数字へ戻すだけです」

財産分与の過程では、もうつの問題がた。隆司は結婚に購入した自宅について、会社からの役員借入で支払ったため自分の特財産だと主張した。だが返済原資を調べると、私の与が振り込まれていた共同座から毎引き落とされている。私は計費をしただけだとい、宅返済に使われていることをらなかった。

分の通帳、源泉徴収票、宅ローン細を並べる作業は、説会より消耗した。裏切りは晩の録音で始まったように見えたが、実際には「族だから確認しない」というさな空ので育っていた。

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隆司は自宅を維持するかわりに、評価額の半分に相当する清算を分割で払うことになった。私はを欲しいとはわなかった。あのには術夜まで作った夕も、千の誕も残っている。それでもいを理由に、利な数字を受け入れなかった。

虚偽の説文を送られた取引先のうち、社には訂正文が送付された。隆司は私へ直接謝罪する文面を拒み、《調査の結果、元経理責任者による正の事実は確認されなかった》という事実だけの通になった。

私はそれを受け入れた。からの謝罪を制しても、までは作れない。必なのは、私の名と正を結びつけた報を訂正することだった。

方、親戚の何かは最まで「夫婦喧嘩を会社へ持ち込んだ」と言った。説会の証拠を見ても、隆司にも事があったはずだと繰り返した。私はずつ理解させることをやめ、必な連絡だけにした。

千も順調にち直ったわけではない。しい会社の面接夜、自へ署名したが震えると言って話してきた。私は励ましの答えを急がず、彼女が何を怖がっているのか聞いた。

「また偉いに『ここへけ』と言われたら、断れない気がする」

「断る自信がなくても、持ち帰ることはできる。分からない類へ、そので答えをさない。

それを最初の約束にすればいい」

千は面接で、職を辞めた理由をすべて話さなかった。族会社で責任範囲の確な業務を求められ、部調査をに退職したと説した。嘘ではなく、傷を全部公する必もない言葉だった。

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