みかん小説
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"妊娠八か月の私に姑は四十人分のおせちを作らせた" 第13話

子のある台所

正、私は自宅で結と分の雑煮を作った。両親は昼から来る予定で、勝に鍵をけて入ってくることはない。母は伝う物をに尋ね、父は契約ではなくみかんを持ってきた。

結が昼寝をしたあと、私はの母子帳をいた。幸子の庫に入れられた跡も、病院で再交付を相談した記録も残っている。嫌な記憶を消すためではなく、私と娘が全な所へ移った筋として保管していた。

《つむぎ商支援》は、今からさな向けに、族従業員の契約理も扱う。税理士や社労士と連携し、妻や娘だから無、族だから名義を貸すという曖昧さを減らす仕事だ。

私は実の資産を受け取って寝て暮らすを選ばなかった。だからといって、で全部できるふりもしない。保育園、両親、専、仕事仲。それぞれに頼む範囲を決め、対価や謝を言葉にする。

夕方、結が台所へ入り、子によじ登ろうとした。私は子を引き、転ばないよう支えた。

、あの台所には私が座る子がなかった。

今の台所には、私の子も、娘の子もある。

誰かの許がなければ休めないではない。誰かの嫌を守るため、自分の名や体を差しすでもない。

玄関のチャイムが鳴り、母の声がした。

私は急いでたず、結を抱きげてからゆっくり扉へ向かった。

にはのるいが差していた。

私はもう、嫁ぎ先へ戻るではなかった。

自分で作った暮らしへ、族を招き入れるになっていた。

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