みかん小説
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"ただの経理パート" 第2話

止まった本の産線

社の売は全体の割くを占め、では材料を積んだまま産線を止めるしかなかった。達也は社員向けの連絡で、任者による妨害の能性があると真由美の名をした。族という言葉で曖昧にされてきた責任が、ようやくつずつ形を持ち始めていた。

真由美は取引先へ話をせず、まず自宅に保管していた引継ぎ控えを確認した。提予定の資料には異物混入、温度管理、印刷ずれの件が記載され、どれも隠すのではなく改善経過を添えるべき項目だった。相の言葉より、残された付と額のほうが正確だった。

耶が作り直した提版では、その件が丸ごと削除されていた。見かけの事故件数を減らして企業価値をく見せるためだが、顧客側の検品記録と致しないため監査システムが警告をした。彼女は鳴らず、次に必な資料だけを鞄へ入れた。

達也は警察へ相談すると脅したものの、真由美はメール、原本、更履歴を保して弁護士の森川奈緒へ渡した。会社の端末へ入り直したり、元部へ証拠を送らせたりはしなかった。それは勝利ではなく、奪われた判断権を自分のへ戻す最初の続だった。

森川は、解雇の効性と株式、夫婦財産、会社の監査問題を分けて扱うよう助言した。

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真由美はで会社を止めた妻にされないため、確認できる刻と文だけを表へまとめた。その点では、目のの来事が次の証拠へどうつながるのか、まだ誰にも分かっていなかった。

では発注止をった従業員が、今の与はるのかと野へ詰め寄っていた。達也は妻が取引先へ何か吹き込んだと説したものの、証拠を尋ねられると《あいつならやりかねない》としか答えなかった。緒に暮らしたという事実が、いつのにか根拠のない非難を事実らしく見せる具になっていた。

真由美の控えには、件の異常について原因、応急処置、再発防止策までかれていた。完全な会社に見せるより、問題を発見して直せる会社であることを顧客はしている。耶はそのを理解せず、件数をゼロにすれば評価ががると考えたらしい。

昼過ぎ、達也は自宅の固定話にも回以かけてきた。取引先へ謝れ、今すぐ監査資料を送れと言う方、解雇を撤回するとも業務として依頼するとも言わない。真由美は、必な資料名と利用目を会社のメールで送るよう返信した。妻だから無料で答える関係を、解雇まで続けるつもりはなかった。

その夜、古参の野から通の私用メールが届いた。耶は事故記録だけでなく、創業者資覧からも真由美の名を削除するよう指示していた。

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