みかん小説
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"ただの経理パート" 第12話

佳子の代償

佳子は証拠提供者になっても財務主管へ戻れなかった。冒领文件と記録隠蔽について処分を受け、般職からやり直すか退職するかを選ぶことになった。その点では、目のの来事が次の証拠へどうつながるのか、まだ誰にも分かっていなかった。

彼女は真由美へ、すべて話したのだから許してほしいと度だけ頼んだ。真由美は証言への謝と信頼回復は別であり、失ったを度の告で帳消しにはできないと伝えた。真由美は結論を急がず、ではなく記録の順番を守ることにした。

それでも、佳子を社員ので晒し者にはしなかった。調査報告には役職と為を記し、庭事や私な噂を加えず、責任の範囲を会社の続内に留めた。族という言葉で曖昧にされてきた責任が、ようやくつずつ形を持ち始めていた。

野たち古参社員にも、見て見ぬふりをした面があった。社夫婦のことだからと確認を避けた結果、権限がへ集し、正な命令を止められなかった。相の言葉より、残された付と額のほうが正確だった。

部責任者は、発注、支払、品質記録を必ず以で承認する制度へ変えた。告発窓も社へ置かれ、社の配偶者が裏で全部直す会社から脱する準備が始まった。

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彼女は鳴らず、次に必な資料だけを鞄へ入れた。

佳子の処分を決める面談で、真由美は委員から被害者としての希望を尋ねられた。彼女はい処分を求める代わりに、佳子が何を命じられ、どこで拒めたのかを報告へ残すよう頼んだ。次の担当者が同じ誘いを受けた、断る根拠になる記録が必だった。

佳子は最に、真由美のようになりたかったと話した。だが真由美は、自分のように無で穴を埋め、名義を奪われても会社へ残るき方を理にしてはいけないと返した。憧れという言葉まで、沈黙を正当化する材料にはさせなかった。

制度の説を受けた社員からは、続が増えて面倒だという声もた。真由美は便利さを否定せず、承認をへ集させた結果、誰も止められなかった経緯を話した。で確認する数分は、正が起きたに会社全体で失う数かよりい。その説で、制度は罰ではなく仕事を守る具として理解され始めた。

佳子は処分、謝罪を何度も送ることをやめた。決められた部署で報をし、求められた資料だけを期限内に提した。言葉で許しを急かさず、相が距を決める権利を守ることも、失った信頼への向きい方だった。

真由美は自分だけが正しかったという物語を作らなかった。

だが、だからといって達也の為まで皆の責任へめることも許さなかった。

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