みかん小説
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"ただの経理パート" 第18話

名のある仕事

創業周の社内資料を作る際、社は会社の歴史をき直した。そこには达也の成功物語ではなく、真由美の资、野たちの現、初期社員の仕事が事実に基づいて記載された。その点では、目のの来事が次の証拠へどうつながるのか、まだ誰にも分かっていなかった。

真由美は記式典でい挨拶をせず、過を飾るより今の制度を守ってほしいとだけ話した。拍を聞くために戻ったのではなく、記録が再びの都で変えられないことを確認するためだった。真由美は結論を急がず、ではなく記録の順番を守ることにした。

式典、若い女性社員が、庭を持ったら仕事を減らすべきか迷っていると相談した。真由美は自分と同じを勧めず、働く、与、責任を族の善ではなく契约で確かめるよう伝えた。族という言葉で曖昧にされてきた責任が、ようやくつずつ形を持ち始めていた。

帰宅すると、かつて会議で渡された秘密保持誓約の控えが引きしからてきた。真由美はそれを破らず、最初の顧問契约と緒に保管した。相の言葉より、残された付と額のほうが正確だった。

枚のには、どちらも彼女の名がかれている。枚は黙ってらせるための名であり、もう枚は仕事と報酬を約束するための名だった。

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彼女は鳴らず、次に必な資料だけを鞄へ入れた。

周資料の初稿には《夫婦脚》という言葉があった。真由美は綺麗だが実態を隠す表現だとして削除を求め、それぞれの資額と担当業務を事実どおり載せた。達也の営業力まで消さず、同に彼の正も別の調査報告として保した。

帰宅、真由美は分の夕を作り、翌の予定を帳へいた。孤独を罰のようにはじなかった。誰かの嫌や会社のにわせず、自分で決めたにべ、自分の名で引き受けた仕事へ向かう活は、かけてようやく得た報酬だった。

式典からの帰り、真由美は創業に担保へ入れたマンションのを通った。すでに抵当はれ、今は若い族が借りて暮らしている。あの部を失う覚悟でしたが、夫の武勇伝へ変えられていたは戻らない。それでも、記録を訂正し、自分の仕事へ値段を付けた今、その決断をの成功物語のまま終わらせずに済んだ。

夫はかつて、彼女の仕事を誰にでもできると言った。真由美は今、その仕事を誰かへ正しく引き継げる形にしながら、自分にしか選べない活を始めていた。

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