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"夫は私を最低な妻として配信していた" 第15話

映らない仕事

病院は族支援の増員を予定していた。ネットで庭の報を公され、受診や介護に響がた族への相談も増えている。私は異を希望した。

逃げたとわれることが怖かった。病棟護を続けて名誉を取り戻すべきだとも考えた。しかし族支援は以から関があり、自分の経験を板にせず役てられる仕事だった。

相談では、画を見せて「夫が悪いですよね」と答えを求めるもいた。私は面だけで判断せず、全、子どもの、記録の保全、専窓を緒に理した。

自分が被害を受けたから、の夫婦関係をすべて理解できるわけではない。その距を守ることが、以の私にはできなかった支え方だった。

拓也はさな制作会社へ就職した。族ものの画には関われず、企業研修の字幕編集を担当していると面会記録にあった。派な収益も聴者の称賛もない仕事だが、納期と修正指示に従っているらしい。

異の面接では、経験をどう仕事にかすかを聞かれた。私は自分の画事件を詳しく話さず、病棟で族の相談を受けたに支援先へつなぐ難しさを説した。映像だけが先に届く代には、本が全に相談できる所と、医療の判断を混同しない順が必だとう。

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面接官は「あなた自が相談員になれば解決する話ではない」と言った。私はうなずいた。の経験談を引きにするより、同僚と共できる仕組みを作りたかった。

支援で最初に担当した族は、画とは関係のない介護の相談だった。娘が母親の薬を管理し、兄弟から責められているという。私は誰かを悪者に決めず、処方の確認と訪問支援の利用を緒に理した。相談に記録を残す、言ったことと推測したことを別の欄にいた。自分の庭で「記録」という言葉を奪われた期があったから、仕事ではなおさら丁寧に扱いたかった。

拓也の面会記録を読むのは、必な範囲だけにしている。字幕編集の仕事を始めたとった、以なら収入が続くか、また画を作るかと配で何度も調べただろう。今は面会で決めた条件が守られているか、菜が何をじたかをに確認する。拓也が活をて直すことと、彼を許すことは別の話だ。娘が自分の父に会いたいとうを、私のりで狭めたくなかった。

支援の机には、相談者が座る位置からが見えるよう子を配置した。さな夫だが、話したくないにちがれることも切だと先輩から教わった。私は自分の経験を語りたくなる面ほど、目ののの言葉を待った。

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相が求めているのは私の結末ではなく、今帰るための具体な方法かもしれない。

ある面会のあと、菜は父が学の話を最まで聞いたと言った。以なら撮に使える言葉を探しているようにじたが、今回は録音器もなかったらしい。私は「よかったね」とだけ答えた。ぶ娘ので疑いを並べるのも、変化を保証するのも私の役割ではない。次回も職員と確認しながら、菜が会うかを選べるようにする。それが私たちの活に必な距だった。

私は相談記録をく、相の言葉をそのまま残す欄と、支援者としての判断をく欄を分けた。い映像でを決めつけられた経験だけが理由ではない。患者や族がで読み返しても、何を本が望み、何を私が提案したか分かるようにしたかった。

菜は父の変化を聞いても、すぐ許さなかった。会うは自分で話題を決め、撮器を持っていないか職員と確認した。

境界を作ることは、たくすることではない。して会うための準備だった。

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