"夫は私を最低な妻として配信していた" 第17話
再されない活
拓也の旧アカウントを検索すると、転載された画がまだいくつか残っていた。完全に消すことは難しく、々らないから連絡が来た。
以の私は、つ残らず訂正しなければへめないとっていた。今は、削除を求めるべきものと、反応せず記録だけ残すものを野と分けている。
菜も、自分の名と画が結びつくを抱えていた。学の面接で聞かれたらどうするか、カウンセラーと答えを準備した。自分の庭を詳しく説する義務はなく、未成に族の画へ演し、現は公に同していないとだけ伝えればよい。
私たちは、過を消す練習ではなく、どこまで話すかを自分で決める練習をした。
夕、菜が器を洗い、私は翌の弁当を詰めた。特別に仲の良い母娘を演じる会話はない。洗剤が切れた、体育着を乾かしてほしい、曜は友とかける。そんな話だけだった。
転載を見つけるたび、菜は学で誰かにられるのではとになった。野に相談して削除申請をすものを決める方、娘には毎回の発見を報告しないことにした。彼女がる必のある変化は伝えるが、が対応できる通まで背負わせない。菜も自分の端末で名を検索するを減らした。
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完全に見ないと約束するより、気になったにで夜通し追わず、相談できるようにした。
の面接練習では、菜は定していなかった質問に詰まって帰ってきた。画の件を尋ねられるとは限らないのに、何でも過と結びつけてしまうという。カウンセラーは、答えなくてよい個な質問と、学活について話したいことを分けて練習した。菜は部活で音声編集を学んだ経験を、画事件ではなく作品制作の話として語ることにした。父に使われた具まで嫌いになる必はないと、本が決めた。
の事は週ごとに分けている。菜の試験には私が洗い物を増やし、私の遅番のには菜が米を炊く。どちらかができないは、理由を聞いて交代する。以なら私の帰宅に積まれた器が、画のために用された罠かと構えた。今は洗い残しを見つけても、ただ洗い残しとして話せる。さな違いだが、で息をつくにはそれがきかった。
転載への対応を野へ任せるもあれば、私が画面を確認するもある。どちらか方が全てを背負う仕組みにはしない。菜は試験勉のに、しい放送作品の音を編集していた。録音した音をしくするか迷う彼女に、私は作品の図を尋ねた。自分の表現のために具を使う姿を、静かに応援したかった。
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棚の計は、菜と商で選んだものだった。数字がきく、夜でも見やすい。設置したの写真は撮っていないが、菜は々針をわせ、私は池を替える。台所から見えるその所に、秘密のレンズはない。過の映像がに残る限りは消えない。それでもののは、の再数と関係なくめられる。
棚の計が止まった、菜はしい池を探して引きしをけた。見つからず、私は翌の買い物メモへきす。以の私なら、その空のに何か悪いことが起きる気がしたかもしれない。今は計が止まれば池を替えるだけだ。菜は台所のさな計を見て「まだ宿題のがある」と言い、自へ戻った。
居の棚には、以カメラが隠されていた空が残っている。私はそこへさな計を置いた。
何も記録しない計は、音もなく活のをめていた。
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