"50歳の再婚、披露宴で知った夫の嘘" 第16話
イントラネットの激震と懲戒解雇
翌週曜の午。
都エレクトロニクスの全社イントラネットに、本の臨コンプライアンス通達が掲載された。
【懲戒処分に関するおらせ】
『営業第課・課代理(歳)に対し、就業規則第条に基づき、令付で【懲戒解雇】処分をしました。事由:親族の個報を利用した公文偽造、ならびに族当の正申請未遂、な背信為』
伏字にはされていたものの、社内で誰のことであるかは瞬でれ渡った。
「当たりのいいベテラン」として過ごしてきた男の、あまりにもおぞましい転落劇。
退職は全額支。社宅や共済制度からの即追放。
エリートサラリーマンとしてのは、完全に息の根を止められた。
同、私の勤務先であるロジスティクス。
社した私を、松岡本部が温かい笑顔で迎えてくれた。
「課。事部から報告を聞いたよ。……変だったな」
「ご配とご迷惑をおかけして、本当に申し訳ありませんでした」
私がくをげると、松岡本部は首を横に振った。
「君が謝る必はどこにもない。毅然と戦い、筋を通した。うちの役員会も、君の危管理能力とコンプライアンス識を改めてく評価しているよ。……さあ、現が待っている。
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末の繁忙期に向けて、頼むぞ」
「はい!」
執務フロアに戻ると、部たちが「課、おかえりなさい!」と笑顔で駆け寄ってきた。
デスクのには、処理を待つ配伝票の。
話の呼びし音、キーボードを叩く音、トラックのエンジン音。
汗とにまみれながら、自分の腕本で築きげてきた、私のする常。
誰の嘘にも侵されない、本当の居所が、ここにあった。
方、目黒の居マンション。
剛叔父が配した司法士と産業者がち会いのもと、賃貸借契約の制解約続きがめられていた。
敷と払い賃の返還分、約百万円。
さらに正が乗っていた級セダンの売却益百万円。
それらは全て、裁判所の差押え座を経由して、幸恵の座へと直接返還された。
分の百万円については、正が今支払うべき公正証に基づく債務として、々分割での返済義務が法に確定した。
ガランとした1LDKの部の真んで、段ボール箱に私物を詰める正。
エアコンも、カーテンも取りされた殺景な空に、初のたいの音が虚しく響いていた。
彼の元に残されたのは、わずかな着替えと、額の借用だけだった。
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