みかん小説
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"寝室のベッドの下に隠されていたもの" 第3話

病気にされた妻

私はドアをけず、へ連絡した。分もしないうちに彼からホテルへ話が入り、フロント責任者へ事を説してくれた。面会を拒否する私のが確認され、正たちは客階へがることなく帰された。

しかし、フロントに残された名刺の写真を送ってもらうと、私は言葉を失った。

〈療内科医・野邦彦〉

野は正の学代の友で、に院祝いへ夫婦で席したことがある。私は診察を受けたことも、個に相談したこともない。それなのに翌朝、が野クリニックへ問いわせると、私の名で〈族相談記録〉が作られていることが分かった。

記録、正はかから度も相談に訪れ、妻が判断力を失い、被害妄をめていると訴えていた。私は財産を浪費し、に盗聴器があると言いす危険性がある。そうかれた箇所まであった。

「カメラを見つけるから、私が盗聴を訴えると予告していたんですか」

「はい。ご主は、あなたが何を見つけても妄に見えるよう準備していたのでしょう」

の声は静だった。私は両で温かいコップを持っていたが、指先のたさは消えなかった。

会社へ勤すると、驚くほどが冴えていた。寝のはずなのに、数表の誤差をすぐに見つけ、部の質問にも迷わず答えられる。

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半まとわりついていたが、寝をれた晩でくなっていた。

昼休み、経理部の瀬が私を会議へ呼んだ。机には事担当者もいる。

「ご主から会社へ話がありました。君が体調を崩していて、な決裁を任せるのは危険だと」

「夫は私の勤務評価に関係ありません。昨も今も、業務の誤りは起こしていません」

「分かっている。だから事実を確認したい」

瀬は私を疑うのではなく、正からの話内容を記録し、本の同なく医療報を受け取らないと伝えていた。私は発見された装置と警察への相談について、話せる範囲で説した。

「しばらく決裁権をすこともできます。ただし、それは君を罰するためではなく、休ませるためだ」

「さないでください。私の判断に問題があるなら、通常どおり仕事の結果で評価してください」

瀬はし考え、頷いた。正が奪おうとしていたのは財産だけではない。私が自分で決められるという実を、庭でも職でも失わせようとしていたのだ。

夕方、警察から第報があった。カメラとマイクは約かに設置され、古いスマートフォンを通じて部のクラウドへ映像を送っていた。端末の契約名義は、正のコンサルタント会社である。

さらに送器の容器から、庭用品には通常含まれない鎮静作用のある成分が微量検された。

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ただし量がなく、私の症状との因果関係を証するには追加の鑑定が必だという。

「夫は、私が眠れないようにしていたんですか。それとも眠らせようとしたんですか」

「現点では分かりません。薬品の入経と、装置の作記録を調べます」

どちらにしても、私の体調は偶然ではなかった能性がい。夜に目覚める回数を記録しながら、その原因までベッドのへ仕込んでいたのだとしたら、正は観察者ではなく実験者だった。

ホテルへ戻る途、義母の登志子から話が来た。ずにいると、いメッセージが届いた。

〈正から聞きました。あなたは疲れて神経質になっているだけ。野先も治療が必だと言っています。警察汰にしたことを謝って、すぐへ帰りなさい〉

私は返信せず、画面を保した。義母はまだ警察が鑑定結果をしたことをらない。それでも、私の症状と野の見を当然の提として話している。正がで作った計画ではない能性がくなった。

その夜、とオンラインで今の対策を話しった。相続座の暗証番号とオンライン認証を変更し、実印を貸庫へ移し、私以の代理取引を全面に止する。共宅についても、正が勝に担保へ入れられないよう登記状況を確認することになった。

続きの途、の担当者が審な履歴を見つけた。

「週、委任状による資産管理座の設について、ご主様から事相談が入っています」

「私は何も頼んでいません」

「承しております。ただ、ご本様の署名がある申込案が添付されています」

画面に表示された署名は、私の字によく似ていた。

だが付は、私が阪へ張していたである。その、正は義母をへ呼び、で夕をべたと話していた。

申込の証欄には、登志子の名があった。

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