みかん小説
本棚

"妻のスマホに残っていた半年先の「2名様」" 第14話

結婚記

になり、結婚記が来た。

21、美と私は毎どこかで事をしていた。

級なではない。

最初の頃は駅の。

し余裕ができてからはホテルのレストラン。

美が病気になったは、所の寿司だった。

今は初めて、1だった。

織から「今どうするの」と聞かれたが、特別な予定は入れなかった。

仕事へき、帰りにスーパーへ寄った。

美が好きだった栗のさなケーキが売っていた。

買おうとしてを伸ばし、やめた。

代わりに、自分がべたいチーズケーキを買った。

へ帰り、普通に夕を作った。

仏壇へを供える。

「21だな」

写真へ言った。

「正確には、もう22目か」

返事はない。

私は卓へ座った。

寂しくないと言えば嘘になる。

ル・シエルへった夜より、むしろ胸が痛んだ。

美が「記にすると毎いすでしょ」といたが、よく分かった。

記は、放っておいてもいす。

だから彼女は、そこへしいしみを追加しなかった。

何でもない曜を選んだ。

私はチーズケーキをべた。

美なら栗を選んだ。

私はチーズを選ぶ。

そんなさな違いさえ、今までは裏切りのようにじていた。

でも違う。

夫婦であっても、最初から全部同じではなかった。

美が好きな物。

私が好きな物。

2で好きだった物。

それぞれあった。

1になったからといって、私まで美の好みになり切る必はない。

夜、昔の写真をし見た。

結婚式。

婚旅。

狭いアパート。

初めて買った。

美が病気になるの旅。

最まで見た、パソコンを閉じた。

写真を見続けなくてもよかった。

それがし嬉しかった。

---

広告

おすすめ作品

リンクを共有

以下のリンクをコピーして友達と共有してください: