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"妻のスマホに残っていた半年先の「2名様」" 第17話

目の予約

ル・シエルへってから、1が経った。

カレンダーを見るまで、私はそのを忘れていた。

気づいた瞬、自分でも驚いた。

あれほどきなを持っていた曜を、朝からずっと普通に過ごしていたのだ。

洗濯をした。

スーパーへった。

昼に蕎麦をべた。

午はテレビで野球を見た。

夕方になって初めて、「の今だった」と気づいた。

美の狙い通りだったのかもしれない。

記ではない。

だから毎、必ずいす必はない。

私はしばらく考え、ル・シエルへ話した。

佐々がた。

「森川です」

しがあり、すぐにいしてくれた。

「お久しぶりです」

「今、席ありますか」

「お様でしょうか」

私は窓のを見た。

「はい。です」

午7。

1ぶりに同じへった。

今度は子を1脚にしてもらうよう頼んでいない。

テーブルには2脚あった。

向かいの子は空いている。

私はそこを見た。

胸は痛んだ。

でも、ずっと見続けることはなかった。

メニューをいた。

とは違う料理を選んだ。

事の途、佐々が挨拶に来た。

「今は、おはありません」

冗談めかして言った。

私は笑った。

「もうなくていいです」

本当にそうった。

美からのしい言葉は、もう増えない。

以はそれが怖かった。

最の写真。

最のメッセージ。

最の。

つ見るたび、残りが減るようにじた。

でも今は分かる。

妻の言葉が増えなくても、私のは増えていく。

そので、昔聞いた言葉のが変わることもある。

は1枚で分だった。

私はデザートまでべた。

帰り際、佐々が聞いた。

「来もご予約されますか」

私はし考えた。

「やめておきます」

「かしこまりました」

「来たくなったに来ます」

は笑った。

「それが番ですね」

私は予約を入れずにをた。

それが、何よりきな変化だった。

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