みかん小説
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"午前2時17分、亡き妻が病室を訪れる" 第13話

ぶりの

を終えた頃。

織はぶりに、父がで暮らしていた実へ入った。

鍵は変わっていなかった。

玄関。

母が選んだ靴箱。

昔からある傘て。

リビングの壁には、族の写真が枚だけ残っていた。

織がの頃。

父は今より髪がい。

母は笑っている。

自分は嫌そうな顔をしている。

「何この顔」

で笑った。

父の部を片付ける。

机の番。

封筒の束があった。

病院に持ってきていなかった。

全部、自分宛てだった。

《誕おめでとう》

《今も送らないとう》

《母さんの命だ》

《おが元気ならいい》

文ではない。

何も。

いて。

さない。

またく。

織は腹がった。

「せばいいのに」

誰もいない部で言った。

泣きながら。

番最のには、い文があった。

《もし美佐子が先に私を迎えに来たら、そのに度だけ織に会わせてくれと頼むつもりだ》

織はを握った。

父は冗談のつもりでいたのかもしれない。

がいとじていたのかもしれない。

いついたかも分からない。

それでも。

織には、病院で起きたことと切りして読むことができなかった。

母は先に来た。

父を連れていかなかった。

その、自分が病へ来た。

父と話した。

の夜をった。

そして翌晩。

217分。

父は母の名を呼んだ。

「ずるいよ、とも」

織は写真のの両親へ言った。

「勝にも黙って」

でも。

以のようなりではなかった。

しさも。

悔しさも。

まだ残っている。

ただ、そのに別のものがしだけ混ざっていた。

父をいして笑える瞬だった。

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