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"昭和24年、帰還した夫の家に別の夫がいた" 第8話

曜の父親

翌。

清太は港の荷役だけでなく、さな修理でも働き始めた。

征に械で働いていた経験が役にった。の指は完全には戻らなかったが、細かな作業なら荷役より負担がない。

畳もた。

古い借。

部。

台所。

さな庭。

漏りはする。

壁はい。

それでも部にはさな机を置いた。

浩のためだった。

最初の曜。

浩がやってきた。

「ここ、誰の机?」

「さあな」

「僕の?」

「使いたければ使え」

引きしには鉛本。

さな鉛削り。

消しゴム。

浩が見る。

「買った?」

「拾った」

「嘘だ」

「戦から持ってきた」

「もっと嘘」

浩が笑う。

昼。

清太が噌汁を作った。

麦飯。

焼き魚。

芋。

浩が噌汁をむ。

「しょっぱい」

「男の料理だ」

「初枝父ちゃんの方がおいしい」

清太の眉がく。

「じゃあへ帰れ」

「今は嫌だ」

「どっちだ」

で笑った。

夕方。

清太が文子のまで送る。

のには政男がいた。

「ただいま」

浩がる。

「おかえり」

政男が荷物を受け取る。

清太と目がった。

以のような敵はない。

ただ、気まずさは残っている。

「来週」

政男が言った。

「が休みなんです」

「それで?」

「浩が川にきたいって」

「俺もく」

「あなたには言ってません」

「今聞いた」

浩がので笑った。

玄関から文子がてくる。

さな女児も緒だった。

歳になった娘は、清太を見ると文子のろへ隠れた。

以なら、その子を見るだけで胸が痛んだ。

今はし違う。

あの子がまれたから、自分の息子が減るわけではない。

族は取り分ではなかった。

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