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"賞与0円を告げられたので、会社を辞めてイタリアへ" 第19話

回だけの仕事

部支援の最初の面談では、私は社をつの群に分けた。発注見込みを先に示すべき会社、品質保証の範囲を確認する会社、産枠を急いで再調する会社。部と寺、社の担当者が画面に並び、私は退職の覧表をくよう頼んだ。会社名を暗記することではなく、なぜその順番になるのかを理解してもらうためだった。

「革の会社へは最初に値げを頼まないでください。来期の数量と必な納期を示すことが先です」と私は説した。寺は「数量が確定していなければ、誰がいつ決めるかを記する」と言い直した。私は頷き、次に属部品の会社へんだ。品質保証を広げるなら試験項目と費用の負担を先に決める。部は途で「これは役員判断だ」と言い、担当者へ確認を指示した。私はその発言が会議記録に残ることを確かめた。

回目の面談はホテル案件に絞った。私は顧客向けの説文を代せず、事実確認表だけを示した。確定している発注数量、未確定の価格条件、代替先の試験程、回答期限、責任者。空欄があるなら、きれいな言葉で隠してはいけない。「未確定」とき、いつまでに誰が決めるかを添える。それが顧客に対して最も誠実な説になると私は伝えた。

面談、寺から「部が判断を引き受ける面が増えました」

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とい報告が届いた。私は嬉しかったが、返事は「確認しました」だけにした。私がするための報告を続ければ、寺はまた私を司のように扱い始める。彼女が必とするのは私の承認ではなく、会社ので正式に決まる仕組みだった。私はその距を守ることも引き継ぎの部だとった。

回目の面談の最、社が「先方へ言だけ添えていただけませんか」と尋ねた。声には以ほどのさはなかったが、私は首を振った。「できません。私がお願いしてに話がんでも、次の更で同じ問題が起きます」。社は目を伏せ、「分かりました」と答えた。私は「関係を戻すのは御社の仕事です」と伝え、資料の説を終えた。約束の分をし残して通話を切った。

契約に基づく報酬の支払いが確認され、面談記録も社から届いた。私はそのファイルを閉じ、会社からの依頼が完したことを文で通した。専務がどのような処分を受けたのか、ホテル案件が最終に受注できたのか、詳しいことはらない。会社には会社の結果がある。私は自分が関与した範囲だけを確かめればよかった。

、社内相談窓から賞与の再計算と個報の取り扱いに関する正結果が面で届いた。賞与は規程に沿って再算定され、支払いの続きが案内されていた。

個報の閲覧権限と利用目についても見直しをめるという。私は額を確認し、必な続きを済ませた。支払われたからといって会社へ戻る理由にはならないが、会社が自分の判断を記録として訂正したことにはがあった。

そのの夕方、私は語学学の帰りにへ寄った。いさなを輪買い、母の写真の横に置いた。部支援を終えたことを誰かにげさに報告する気はなかった。けれど、退職に残した仕事が会社の記録として受け取られ、自分のが自分のものとして残ったことを、静かに確かめたかった。翌朝の予定表には会社の名がつもなかった。

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