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"赤いガーベラと私の家" 第9話

になった古い

私がをた。

哲夫、裕、みちるの暮らしは、予以にくき詰まったらしい。

最初に問題になったのは夕だった。

哲夫は午半に帰宅すると、今まで通り卓に夕飯があるとっていた。

当然、ない。

「飯は?」

その言で、みちるがったという。

「私も今帰ってきたんですけど」

「子は作ってたぞ」

「お義母さんと私は違います!」

翌。

哲夫は自分でスーパーの弁当を買った。

その次の。

裕が残業で帰宅した、蔵庫が空だった。

「何かないの?」

「ない」

「みちる、先に帰ってたんだろ?」

「帰ったら私が作らないといけないの?」

「じゃあ誰が?」

その言葉で、また喧嘩になった。

誰がやるのか。

ともその問いを、これまで度も真面目に考えたことがなかった。

答えはいつも私だったからだ。

洗濯物も同じだった。

洗濯は使える。

だが干す。

取り込む。

畳む。

それぞれ別の作業がある。

哲夫は最初、自分のシャツと着だけ洗い始めた。

裕はまとめて週末に洗う。

みちるは洗濯へ入れたまま忘れ、臭いがて洗い直した。

掃除。

呂。

ゴミし。

用品の補充。

というのは、誰かが黙ってくことで保たれていたのだと、はそこで初めてったらしい。

その話を私は哲夫本から聞いた。

別居してか。

政の続きについて確認したいことがあり、久しぶりに夫と喫茶で会った。

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哲夫はし痩せていた。

「丈夫?」

「何が」

「活」

「何とか」

以なら私が配して、惣菜でも作って持たせたかもしれない。

でもしなかった。

哲夫はコーヒーを混ぜながら言った。

「変だったんだな」

「何が?」

「のこと」

私は黙って夫を見た。

「今さら?」

「今さらだな」

哲夫は苦笑した。

「洗濯って、洗濯がやってくれるとってた」

「洗うところまではね」

「そのがい」

し笑った。

議だった。

緒にんでいたより、別居してからの方が普通に話せる。

「裕たちは?」

「あいつら毎喧嘩してる」

「でしょうね」

「おのところへ引っ越すって聞いてた」

「断った」

「正解だ」

わず哲夫を見た。

「止めてくれなかったの?」

「言ったよ。子が嫌だって言ってるならやめろって」

初めて聞いた。

「でも裕は、“母さんは最終には許す”って」

胸がし痛んだ。

それだけ私は、何でも最には許す母親だったのだ。

哲夫は言った。

「俺も同じだったけどな」

「何が?」

「最にはおが何とかしてくれるとってた」

しばらく沈黙した。

「悪かった」

げさな謝罪ではない。

でも、哲夫から事について謝られたのは初めてだった。

私はすぐ「いいよ」とは言わなかった。

ただ頷いた。

それで分だった。

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