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"自治会を抜けたら、ごみを返されました" 第7話

議事録のない決定

役員会の翌、私は律子さんに話して、集積所の利用制限を決めた会議の付を教えてほしいと頼んだ。彼女はし待ってから「会と班さんで相談したとう」と答えた。総会で決まったのか、役員会の議題だったのかと聞くと、今度は「きちんと確認してから連絡する」と言った。私は責める調にならないよう気をつけ、質問をつに絞ってにいた。

つ目は、退会した世帯が集積所を使えないという規定がどこにあるのか。つ目は、その規定をいつ、誰が決めたのか。つ目は、利用するために清掃や維持費を分担する方法があるのか。ごみを捨てたいだけなのにげさだとったが、でやり取りするたびに説がしずつ変わる。私は面で回答をお願いすることにした。

私はつの質問をいたのに、集積所の掃除を続けたいという文を加えた。会費を払わないのだから何もしない、とわれたままでは話がまない。清掃用具の購入費やネットの交換代を利用世帯で分けるなら、自分の分はきちんとすつもりだった。断られるかもしれなくても、こちらの条件を先にらかにしておきたかった。

、恵さんから話が来た。「自治会を退会された方に、内部の議事録をすべてお見せすることはできません」

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。私は全部を見たいのではなく、利用を断られた根拠をりたいのだと答えた。すると彼女は「昔から自治会で管理してきたという事実で分でしょう」と言った。その言が、私には以よりもく聞こえた。

「管理していることと、利用できるを決めることは同じなんでしょうか」。私が尋ねると、話の向こうでを置く音がした。「冴子さん、ほかの方は納得してくださっていますよ」。私は「私の質問へのお返事をお願いします」と繰り返した。しばらく沈黙が続いた、恵さんは「検討します」と言って話を切った。

その晩、娘の直美が孫の颯太と緒に寄った。蔵庫の横に置いた黄いを見つけ、「何これ」と尋ねられ、私は初めて族に事を話した。直美は「役所へ聞いたなら、もう分じゃない?」と言ったが、颯太が「おばあちゃん、ごみ捨てられないの?」と真顔で聞いたので、私は笑ってごまかせなかった。

直美はスマートフォンで町の集積所の所を確認し、隣の班にもごみ置きがあることを教えてくれた。しかし私は、ほかの班のに無断で持っていけば、同じことが繰り返されると説した。娘はし考えてから「じゃあ、使っていい条件を決めてもらうしかないね」と言った。難しい話ではなく、本当は最初からそれだけのことだったのかもしれない。

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私は質問を送ったと話で返事を受けたを覧にし、回答のない項目には空欄を残した。何度も同じ話をすると自分でも分からなくなるので、事実とを分けていた。恵さんの声がたかったというは別の頁に置き、正式な決定の付が分からないという事実だけを残した。さな夫だったが、話すの細さが減った。

翌、源さんと古い会則を読み直した。改定履歴には集積所の使用を自治会員に限る決議が見当たらず、役員会の議事録にも退会者の利用禁止を正式に決めた記録はなかった。源さんは「慣習があったとしても、誰にどんな負担を求めるか説しないで締めすのは乱暴だ」と言った。私は彼の言葉をノートに写しながら、恵さんを責めるためではなく、使える仕組みを作るために調べようと決めた。

夕方、郵便受けに枚の通が入っていた。「自治会未加入者による共同集積所利用について、臨集会を催します」。と所のに、さな文字で「当該世帯の席を求める」とあった。私の名はかれていないのに、誰のことを話しうのか、所のにはすぐ分かるだろう。私は通を台所の机に置き、初めて自分の見をで説する覚悟をした。

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