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"自治会を抜けたら、ごみを返されました" 第8話

を貸した

臨集会まで週あった。私はそのに、の使用承諾に名のあった田島へ話を聞くことにした。源さんが先に話をしてくれ、現の当主である田島正弘さんは曜の午ならよいと答えてくれた。初めて訪ねるの玄関には古い表札が残り、そのにしい苗字のさなプレートが並んでいた。

正弘さんは代の会社員で、父の誠さんがくなった、とを相続したという。集積所の所について尋ねると、彼は「昔、父が所の皆さんに使ってもらうと言っていた」と覚えていた。ただし、古い承諾の効力や現のの利用条件について、正式な確認をしたことはないそうだ。私は自治会員でなくなったから使えないと言われたことを伝えた。

「そんな条件があったとは聞いていませんね」。正弘さんはそう言ったが、すぐに「だからといって私が今ここで利用を許したことにはしないでください」と続けた。ごみの収集にはの決まりもあり、の管理には責任が伴う。彼は過の経緯をるために話を聞くことには協力するが、最終には関係者で確認してほしいという。その慎さが、私にはむしろありがたかった。

正弘さんは、を貸すという約束が約束だけで済んでいたわけではないと話した。

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父親は事故が起きたの責任を気にして、自治会へ使用条件を記した類を預けていたという。私はその写しが自治会館に残っていたことを伝えた。古い類を探したが、しずつ形になってきた。

帰り際、正弘さんは父の遺品から見つかったさな帳を見せてくれた。集積所ができたの頁には、自治会員でない借のやしく越してきたの名もあり、負担を受け取ったがかれていた。私はそのに、まで別のがんでいた私のの所を見つけた。今のが建った頃から、そこに暮らすは集積所の利用世帯として数えられていたのだ。

「これを写してもいいですか」と尋ねると、正弘さんは個名を隠した部分だけならと承諾した。私は所の欄と負担の説を控え、帳の持ち主と保管所も記録した。写真枚よりも、こうしたな記録の方がで役につかもしれない。源さんも「よくそこまで確かめたな」と珍しく褒めてくれた。

ところが翌朝、所の奥さんが私を呼び止めた。「田島さんのところへったんですって。の持ち主まで巻き込まなくても」。私は誰から聞いたのか尋ねなかった。正弘さんのへくところを誰かが見たのかもしれないし、役員会で話がたのかもしれない。

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私は「昔の経緯を確かめただけです」と答え、買い物袋を持ち直した。

そのの夕方、恵さんから話が来た。「の所者にまでお話をされたそうですね」。彼女は私が自治会を通さずいたことを問題にし、集積所の管理を複雑にしていると言った。私は正弘さんに利用を認めてもらうよう頼んだのではなく、過の資料を確認したのだと説した。恵さんは「町内のことは、まず町内で話すのが筋では」と返した。

「町内で聞いても、決まりを見せていただけなかったからです」。そう言うと、話の向こうが静かになった。私は続けて、利用者として清掃当番や必な費用を負担するがあること、しかし自治会への加入と緒にされる理由は分からないことを伝えた。恵さんは「集会で皆さんに判断していただきましょう」と答えたが、声には以の柔らかさがなかった。

話を切ってから、私は机に置いた帳の写しを見直した。そこに残っているのは、のたちがしたわずかな額と、互いに使う所を作ろうとした痕跡だった。今の争いをそのたちが見たら何と言うだろう。そう考えていると、郵便受けにしい回覧のコピーが入れられた。見しは「自治会費未納世帯による集積所利用の問題について」となっていた。

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