みかん小説
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"自治会を抜けたら、ごみを返されました" 第9話

貼りされた言葉

掲示板のには、私の名はなかった。「会費を負担しない世帯が、共同設備の使用を求めている」とあり、「公平な管理を守るため、民の皆様のご理解をお願いします」と結ばれていた。違ったことばかりいてあるわけではない。私は自治会を退会し、会費を払っていないのだから、読むによっては私だけが都のいいことを言っているように見えるだろう。

私はの写真を撮り、付をノートに記した。隣の佐々さんが庭の入れをしていたので、い切って声をかけた。「私のことだとうんですけど、どうじますか」。佐々さんは困ったように袋をし、「会費を払わないのに使うのは、やっぱり公平ってうもいるんじゃない」と言った。私はその答えを聞けてよかったとった。

「私も掃除や維持費をさなくていいとはっていません」。そう説すると、佐々さんはし驚いた顔をした。「そこまで話してるなら、回覧にもいてくれればいいのにね」。私は初めて、自分の見が周囲へほとんど伝わっていないことをった。相の説が方だとじていたが、私も必なに何も伝えていなかったのだ。

町内で顔をわせるを相に、文を配るのは勇気がいった。げさだと言われるかもしれないし、ますます面倒なだとわれるかもしれない。

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けれど、私が何も言わなければ「会費を払わずに使いたい」という説だけが残る。私は便箋ではなく普通のコピー用を選び、な言葉をつずつ消していった。

そこで私はい文を作った。自治会を退会した理由は個な負担の問題で、域の清掃や集積所の維持を拒んだわけではないこと。利用世帯として理な費用と当番を負担するがあること。の設置資料では共同利用の施設だったため、現の利用条件を確認したいこと。誰かを非難する文章にしないよう、何度もき直した。

娘の直美に読んでもらうと、「最のが難しい」と言われた。私は説を簡単にし、「自治会に入るかどうかとは別に、ごみをすための決まりを話しいたいです」と結んだ。直美は「それなら分かる」と言い、文を数部印刷してくれた。私が自分でできると言うと、彼女は「お母さんが全部で抱え込む必はないよ」と笑った。

その夜、律子さんから話があった。「会が、冴子さんは自治会の会計まで疑っているって言っているの」。私は帳簿を見たことと、使途を説してほしいことは事実だが、おを盗んだなどとは言っていないと答えた。律子さんはほっとしたように息をつき、「そうよね」と言った、なぜか黙り込んだ。

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私は彼女の沈黙を急かさなかった。

しばらくして律子さんは「会計報告の議事録は、私が作ったの」と話し始めた。の式を使い、会議で確認したことをからきしていたという。毎事がく、議事録の仕事までで抱えていた。恵さんからは「細かいところはと同じでいい」と言われ、彼女も忙しさに甘えていたそうだ。

「田島さんの名が残っていたのも、そのせいですか」。私が尋ねると、律子さんは「そうだとう」と答えたが、余剰の振替を承認したかどうかは覚えていないと言った。「あの、何を話したか、きちんといておけばよかった」。その声を聞いて、私は初めて、律子さん自もこの問題を怖がっているのだとじた。

話の終わりに、律子さんは「集会で私の名をすなら、先に教えてほしい」と頼んだ。私は「必なことは確かめます。でも、あなたを責めるために話すつもりはありません」と答えた。受話器を置いた、机のには私が作った枚の説文が残っていた。町内のに伝えるべきことが、もうつ増えていた。

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