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"誤爆LINEの夜" 第14話

子の母が訪ねてきた

婚協議がみ始めてからかほど経った頃、子の母親から話があった。

義母とは結婚以来、決して仲が悪かったわけではない。

に数回緒に事をし、正には互いの実へ顔をした。

だからこそ、話にるか迷った。

「直さん。度だけ話せませんか」

断る理由もなく、休の昼に喫茶で会った。

義母は以よりさく見えた。

席へ着くなりをげた。

「子が、本当に申し訳ないことをしました」

俺は驚いた。

子が実へどう説しているのからなかったからだ。

「全部聞いたんですか」

「最初は、あなたに罠にはめられたって言ってた」

やはりそうだった。

「でも話がわないの。何を聞いても、途で説が変わるし」

義母は疲れた顔で続けた。

「最に、『じゃあに男のがいたのは本当なの?』って聞いたら、黙ったから」

俺はコーヒーを見た。

義母が謝る必はない。

成した娘がしたことだ。

「お義母さんが謝ることじゃないです」

「でも、あの子、あなたに甘えてたんだとう」

「甘える?」

「何をしても最は許してもらえるとってた」

その言葉は妙に納得できた。

子自が何度も言っていた。

だよ。

夫婦だよ。

回くらい。

やり直せる。

まるで結婚というものが、何をしても消えない保証のようだった。

義母はさくため息をついた。

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「を自分にくれって言ったんでしょう?」

俺は苦笑した。

「聞いたんですか」

「叱りました」

だった。

「あのでそんなことしておいて、よく言えるわねって」

義母の目に涙が浮かんだ。

「子、昔から都が悪くなると誰かのせいにするところがあったの。でも結婚して落ち着いたとってた」

俺は何も言わなかった。

親でも、になった子供の全部は分からない。

それは夫婦だって同じだ。

帰り際。

義母はもう度謝った。

「婚を止めるつもりはありません。直さんのだから」

その言葉に、俺は救われた気がした。

誰かに「許してあげて」と言われることを、どこかで恐れていたからだ。

数。

子から話が来た。

久しぶりにた。

「お母さんに会った?」

「会った」

「何話したの?」

「普通に」

「私の悪?」

「違う」

子はしばらく黙った。

「お母さんにも見放された」

「見放してないとうよ」

「でも私の方してくれない」

俺はそこで気づいた。

子にとって「方」とは、自分が違っていても庇ってくれるなのだ。

「方することと、違ってることまで肯定するのは違う」

子は返事をしなかった。

その話が、俺たちが夫婦としてまともに会話した最になった。

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