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"高熱の娘を置き去りにした姉は、私の夫と不倫旅行中だった" 第6話

ICUの宣告と徹な誓い

「……急性脳症による篤な脳浮腫は、なんとか体温療法によってをい止めることができました」 主治医がマスクをし、静かに語り始めた。 「ですが、搬送の血液検査から、通常の邪や染症ではあり得ない、特殊な成分が検されました」

「特殊な成分……ですか?」 父が眉根を寄せ、を乗りす。 医師が差しした検査報告には、赤字で調された薬品名が印字されていた。

「児には禁忌とされている、成用の力な鎮静催眠成分――販の製眠サプリメントに含まれる化物です。微量ですが、これが乳児の体内に蓄積し、急激な呼吸抑制とによる痙攣を誘発したと考えられます」

待の空気が、凍りついた。 「な……なんで、そんなものがちゃんの体から……」 母の唇が震える。 私の脳裏に、昨の朝の姉の異様な態度が鮮烈に蘇った。 『さっきまで普通にしてたわよ』 『く寝てくれた方ががかからないでしょ』 以、姉が冗談交じりに言っていた言葉――「夜泣きがうるさいは、で買ったよく眠れるシロップをミルクにちょっと混ぜるのよ」。

(あの女……旅にく夜、自分の夜遊びを邪魔されたくないからって、ちゃんに眠薬をませたの……!?)

が子の命を危険に晒してまで、男との楽を優先させた実の母親。

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そして、その片棒を担ぎ、平然と張を偽って妹の夫として国へ旅った男。 許せない。絶対に、このをこの世の法と倫理の限界まで叩き潰してやる。

「先」 私は拳を血が滲むほどく握りしめ、医師の目を真っ直ぐに見据えた。 「この検査結果と、搬送の詳細な診断、すべて警察および司法続きに提できる形式で発してください。……これは、確な育児放棄(ネグレクト)および傷害事件です」

医師は私のただならぬ気迫に圧倒されたように頷いた。 「承いたしました。病院としても、児童相談所および所轄警察署へ医療ネグレクトの疑いとして通報義務がじる案件です。全力で協力いたします」

私は両親に向き直った。 母は涙を流して震え、父はりのあまり壁を殴りつけていた。 「お父さん、お母さん。聞いて」 私はスマートフォンに保した、姉の裏アカウントの証拠写真と、夫の会社の取得記録をのに突きつけた。

が絶句する、私は酷なトーンで計画をにした。 「あのは今、国のビーチで、ちゃんがにかけていることもらずに笑っているわ。……だから、最の台を用してあげるの。あの子たちが番絶望する、逃げのない獄の落とし穴をね」

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