みかん小説
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"四十九日の絶縁" 第18話

つのランドセルと、さな設計士

季節は巡り、翌の。 満の桜がい散る青空の、私たちは自宅の玄関で記写真を撮っていた。

「陽翔、ネクタイ曲がってない? をちゃんと向いて!」 「お姉ちゃん、僕もう向いてるよー!」

ピカピカの黒いランドセルを背負った陽翔は、今が学の入学式だった。 隣には、学になり、すっかり背が伸びてびたセーラー姿のが、弟の襟元を甲斐甲斐しく直してやっている。 「はい、チーズ!」 セルフタイマーのシャッターが切れると、満面の笑みを浮かべた子供たちの姿が画面に収まった。

「お母さん、見て見て! 僕の箱、青いミッキーなんだよ!」 「ふふ、かっこいいね。お友達、たくさんできるといいね」 私がしゃがみ込んで陽翔のを撫でると、陽翔は私の首元にを伸ばし、あの「ガラスの靴」のペンダントを指先でチョンと触った。

「お母さん、僕ね、きくなったらお父さんみたいにさんになって、お母さんとお姉ちゃんに世界いおを作ってあげるからね!」 「まあ、本当? 頼もしいわねえ」 「うん! だって僕、フェアリー・ゴッドマザーに魔法をかけてもらったスーパーヒーローだもん!」

が横でクスクスと笑い、私と目を見わせて頷いた。 あの、ディズニーランドでが陽翔にかけた「魔法」

。 それは、嘘と欺瞞で子供を囲い込もうとした悪から、弟の無垢な魂を守り抜くための、姉の崇なの恵だった。 子供たちは、誰に教えられるでもなく、自らのでち、互いをいやる本物の「族の絆」を、そのさな胸のにしっかりと育んでいたのだ。

「さあ、とも、遅れちゃうわよ。学へきましょう!」 「「はーい!」」

ののを、つのさな背が元気に駆けしていく。 澄み切った青空を見げると、筋のが、どこまでも真っ直ぐに伸びていた。 公平さん、聞こえる? あなたの子供たちは、こんなにも逞しく、優しく、真っ直ぐに育っているよ。

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