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"離婚1時間でカード5枚停止、義母の豪邸宴会が一変" 第5話

億円を必とした理由

午半、神堂グループの監査担当である藤崎から連絡が入った。達也が勤める亜設備は、私たちの系列会社とく取引している堅企業だ。半ほどから注費の増加が問題になり、亜設備自の内部監査で審な送が見つかっていた。神堂側にも取引確認の依頼が届いていたが、私は夫の勤務先だからこそ、調査には関与しないようにしていた。

「社、亜設備から本、追加資料が提されました。先方の弁護士も同席しています。個報を含む部分は示できませんが、取引先としての当社に関係する範囲で、ご報告できます」

藤崎は慎に言葉を選んだ。架空のコンサルティング会社へ支払われた費用がで億千万円にり、そのうち部が神堂系列の事案件に紐づいている。社内で発注承認を担当していたのは達也で、伝票に記された納品物はしなかった。すでに亜設備は警察への相談を始めているという。

私は受話器を握るに力を入れた。達也の暮らしぶりが急に派になったのはからだ。私のカードで買えるものは際限なく買い、同に自分のでも額な贈り物をしていた。あれを世した証拠だとんでいたの顔が浮かぶ。私が与えたおだけでは説できなかった部分に、ようやく輪郭ができた。

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「この件は亜設備の被害です。私の婚と混ぜず、先方の調査に任せてください」と私は伝えた。藤崎も同し、こちらが持つ取引記録を正式に提供する準備をめることになった。私は夫を罰したくて会社の力を使うつもりはない。ただ、彼が仕事で何をしたのかまで見て見ぬふりをする理由も、もうなかった。

その直、川から話が入った。保証会社の担当者が、今の面談を取りやめたという。所者の承諾を確認できず、融資の話はめられない。私は堵したが、川は「これで終わりではありません」と続けた。達也側はすでに、別の融会社にも同じ類を送っていたのだ。

「彼らは何かの返済期限に追われているのかもしれません。亜設備の件と関係がある能性もありますが、推測でかず証拠を集めましょう」

私は度だけ目を閉じた。夫が倫をしていたこと、義母が私を見していたことは、もうっていた。けれど彼らは、私を追いすだけでは満しなかった。を換しようとし、偽の類を作り、私のらない借の穴を埋めようとしている。これは夫婦喧嘩の延では済まない。

藤崎は調査対象となった取引について、当社側の発注担当にも確認をめていた。亜設備から送られた請求には、実する事番号が使われているものもあったが、事の現責任者はその会社をらないと答えている。

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私は夫の名を聞いた点で担当かられたことを、改めて正しい判断だったとった。今必なのは、私のりではなく、数字と証言を照らしわせるたちの仕事だ。

夕方の宴会を止めれば、たちはカードが使えないとり、急いで別の段を探すだろう。逆に宴会が始まれば、達也は親戚ので自分の資産だと吹聴し、ますます引き返せなくなる。私は宮崎に話し、ホテルの契約を確認した。支払い義務を負うのは達也本で、追加の額注文には本の署名が必だという。

「私の向で料を乗せしないでください。契約者が選んだものだけを、約束どおりに提供してください」と私はを押した。宮崎は「そのように徹底します」と答えた。私はその返事に救われた。誰かの破滅を演するより、事実を事実のまま残すことの方が、はるかに難しい。

午分、藤崎から枚の取引先覧が届いた。亜設備が架空費用を振り込んでいた会社の代表者欄に、見覚えのある名があった。原麗。区役所で達也の腕にしがみついていた、あの赤いワンピースの女だった。

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