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"離婚1時間でカード5枚停止、義母の豪邸宴会が一変" 第8話

麗の会社

「原麗は、亜設備の取引先として登録されている会社の代表です」

藤崎から受けた説を、私は川に伝えた。会社の名は瑞穂企画。所は都のさなレンタルオフィスで、社員数は公表されていない。亜設備の調査によれば、実際の業務内容を裏づける報告や成果物はほとんどせず、達也が承認した請求だけが毎届いていた。

「麗さんは単なるではなく、仕事のでも達也さんとつながっていた能性があるわけですね」と川は言った。私は頷いたが、彼女の罪を決めつけるつもりはなかった。会社名義の取引と個のは分けて確認しなければならない。達也が彼女を利用したのか、で考えたのか、まだ分からなかった。

麗を初めて見たのは半だった。達也が「仕事の輩」と紹介し、事の席へ連れてきた。彼女は私が庭の話をすると退屈そうにし、仕事の話になると急に達也を褒めた。「佐伯さんがいなかったら、会社は回らないんですよ」。あのの言葉は、社内での権限をっていたからこそたのかもしれない。

方で、麗には達也がの持ち主ではないと気づく会があったはずだ。半、私が留守のにの改装を提案した、管理会社の承諾が必だと説されている。

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達也は「面倒な続きだ」と笑っていたが、麗は産会社の名刺を受け取っていた。もし本当に達也が所者なら、なぜ社の承認が必なのか。疑問にわなかったのだろうか。

私は麗から届いた箱の写真を見直した。写真には、宴会の準備で運び込まれたの束と、に積まれたい封筒が写っている。封筒のつには、親戚の名と額らしい数字がかれていた。川に画像を見せると、彼女は「資を募るための資料かもしれませんね」と言い、原本のを確認する方法を考え始めた。

川は瑞穂企画の法登記も確認していた。設されたのはで、達也が亜設備の購買部へ異した直だった。偶然かもしれないが、取引が始まった期となる。私はその事実を聞き、麗がいつから達也と親しかったのかを考えかけた。だが、の恋の始まりより、会社から消えたの方をらかにする方が先だった。

午分、達也から再び話があった。私は録音できることを確認し、川の同席するで応答した。「おい、カードが止まってるんだよ。母さんがホテルに恥をかくじゃないか」。彼は番そう鳴った。私が「追加カードは私の契約です」と返すと、彼はで笑った。

「何を偉そうに。もも、婚したら半分は俺のものだろう。

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おだって俺の扶養で暮らしてたんだから」

「の所者は神堂アセットです。婚届と財産の移転は別の続きです。私が何かを譲ると約束したことはありません」

受話器の向こうで、何かがに落ちる音がした。達也はしばらく黙り、それから「そんな会社、聞いたこともない」と吐き捨てた。私は以渡した居契約のを伝え、必なら代理から写しを送ると言った。彼は答えず話を切ったが、その数分、から「今夜は予定どおりやる。親戚に余計なことを言うな」というメッセージが届いた。

私はその文面を見て、彼らがまだ引き返せる所にいるとじた。カードが使えないことも、の名義が違うことも、もう伝えた。宴会をやめ、事実を説し、借の問題に向きうは残っている。それでもは、ので自分たちの勝利を演じることを選んだ。

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