"葬儀3日後、姑に追放された私に亡き夫からの連絡" 第8話
妻が突きつけた現実
「美……? どうしたんだよ、そんな怖い顔をして。俺はきているんだぞ? またで、元の活に戻れるんじゃないか」 怪の痛みに顔をしかめながら、甘えるように呟く直。 その無責任な言葉が、私のので張り詰めていた最の糸を、プツリと切断した。
「元の活? そんなもの、もうどこにもないわよ」 私は夫のを、ややかに、だが確実に引き抜いた。 「直さん。あなたが病院のベッドで眠っていたこの、あなたの母親が私と咲に何をしたか、っているの?」
「え……? 母さんが、何かしたのか……?」 「典の数百万円を全額奪い取って、昨の夜、砂りののに、私と咲をから追いしたのよ」
病の空気が、ピシリと音をてて凍りついた。 直はを半きにしたまま、理解が追いつかないというように首をに振った。 「は……? 追いした……? 母さんが……美と咲を……? そんな馬鹿なことあるわけないだろ! 何かの聞き違いじゃないのか!?」
「聞き違いなんかじゃないわ!」 私は声を荒らげた。りと屈辱で、指先が激しく震える。 「『直はもういない。ここは私のだから、血の繋がっていないあんたたちがるのは当然だ』って、玄関のドアをけ放って、傘本で夜のに放りされたの! 咲がどれだけ泣いたか、どれだけ怯えていたか、あなたに像できる!? 駅のベンチで、唇をにして凍えていたのよ!」
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「そ……そんな……」 直の顔から、みるみるうちに血の気が引いていった。 「母さんが……孫の咲まで……? だって、母さんはいつも咲のことをがって……」
「がっていたんじゃないわ。自分のい通りになる具として扱っていただけよ!」 私は元のバッグから、咲が事に抱えていた直の仕事用帳を取りし、ベッドのに叩きつけた。 「あなたがんだと聞かされた、お義母さんは私に遺体の顔を切見せなかった。警察が確認を求めたのに、お義母さんが頑なに拒絶して、引にの棺の蓋を閉めさせたのよ。なぜだか分かる? ……もし遺体が別だと分かったら、直の保険や会社の弔慰がすぐにに入らなくなるからよ!」
「保……険……?」 直の喉から、掠れた鳴が漏れた。
「ええ。お義母さんは、あなたがんだことにして、すべてのおを自分のものにしたかったの。だから、邪魔な嫁と孫を葬儀のわずかに追いした。……直さん、あなたが『母さんも悪気はないんだから』と庇い続けてきた母親の正体は、のために息子のすら利用する、酷な怪物だったのよ!」
直は両でを抱え、ベッドので激しく悶えした。 「嘘だ……嘘だと言ってくれ……! 俺が……俺が母さんを信じて、美にをさせてきた結果が、これなのか……!? 俺が……俺が咲を、のに追いさせたのか……!」
涙とを流して取り乱す夫の姿を、私はただ徹な目で見つめていた。 同は微も湧かなかった。 この男の罪は、母親の悪を見て見ぬ振りをして、妻にすべての痛みを押し付け続けてきたことだ。そのツケが、今まさに最悪の形で回ってきたに過ぎない。
「直さん。泣いている暇はないわ」 私は涙を拭い、バッグからスマートフォンを取りした。 「これから、私たちは警察と役所、そして保険会社へかなければならない。……あなたがきていることを証し、奪われた私たちのを取り戻すためにね」
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