みかん小説
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"夜勤明けに鍵を替えられた私" 第16話

で決める暮らし

暮らしを始めてから、私は自分の活のペースを作った。夜勤けは帰宅してすぐ寝るもあれば、所のパンに寄るもある。蔵庫のも、洗濯のタイミングも、自分で決める。

最初は、事をしないと誰かにられるような気がした。洗い物を夜まで置いておくと、徹の声がに浮かぶ。「妻ならやれ」と言われていた頃の癖が、すぐには抜けない。

でも、しずつ慣れていった。忙しいは惣菜を買う。疲れたはの掃除を翌に回す。私は事のために暮らしているのではない。仕事も活も、自分の体力にわせてえればいい。

ある休、私は部の模様替えをした。窓際にさなテーブルを置き、読まないまま積んでいた本を棚へ移した。徹と緒に選んだ具はほとんど残していない。必なものだけを買い直し、気に入ったを選んだ。

夕方、健太から「散歩にかない?」と連絡が来た。私は部を片づけ終えてから返事をした。彼と会うかどうかも、そのの自分の気分で決められる。断っても、彼は嫌にならない。

その当たりに、私は何度も助けられていた。誰かと緒にいることは、自分をさくすることではない。これから誰とどんな関係になるかは分からないけれど、なくとも私は、自分の気持ちを回しにしないでいたい。

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暮らしを始めた頃、私は洗濯物を畳むのを翌に回すことに罪悪があった。台所の皿を流しに置いたまま眠ると、徹に責められるような気がした。何も「妻なら事をしろ」と言われてきたから、事が遅れると自分が悪いとってしまう。

けれど、誰も私を責めない。翌朝、自分の体が楽なに片づければいい。忙しいは惣菜を買えばいい。私はしずつ、自分の体調を基準に暮らすようになった。

休には部の模様替えをした。徹と選んだ具を放し、好きなのカーテンに替えた。きなものは必ない。窓際にさなテーブルを置き、夜勤にお茶をめる所を作った。

健太から散歩に誘われたも、疲れていたら断る。彼は「また今度」と返すだけで、嫌を悪くしない。そのやりとりを通じて、私は相にわせ続けなくても関係が続くことをった。

ある夜勤け、洗濯物をたたむ気力がなく、そのままベッドに入った。以なら、目が覚めたに片づけるまで落ち着かなかったとう。今は、眠ることも必な事のつだと考えるようになった。体が戻ってから洗えばいい。誰に見せるための部でもない。

自分の暮らしに慣れるにつれ、料理もしずつ楽しめるようになった。好きな野菜を買い、べたい付けにする。

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徹の好みを考えなくていい。噌汁がくても濃くても、自分がべるのだから問題ない。

私は、以より自分の体調をよく見るようになった。疲れているなら休む。無理なは断る。それはわがままではなく、く働くために必なことだった。

部の鍵は、玄関脇のさな皿に置くようになった。帰宅してそこへ鍵を置くたび、今は自分のへ帰ってきたのだとう。そんな習慣が、しずつにつながった。

事に慣れるにつれて、私は自分の疲れに気づくのがくなった。仕事で無理をしたは、帰ってから何もせずに横になる。蔵庫にべるものがなければ、所で買えばいい。以なら、事を用できない自分を責めていた。今は、活を回す方法はいくつもあると分かっている。

部の棚には、仕事の本とさな観葉植物を置いた。植物はをやりすぎて度元気がなくなったが、置き所を変えると葉が戻った。私も自分にう暮らし方を探している途なのだとった。

で暮らすことは、寂しいがないというではない。寂しいは友に連絡するし、誰にも会いたくないはで過ごす。どちらも自分で選べる。

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