みかん小説
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"雪道を走る父の約束" 第2話

荷台のの品物

午、区にある運送会社の庫には、型トラックが何台も並んでいた。夜けからき始めたもあり、備係の男たちがエンジン音を聞きながら、次の便の支度をしている。健造は事務所へ入り、伝票を受け取った。

「今の荷物は、青森の富さんきだ。正だから、だいぶあるぞ」

配係の田が、伝票の束を渡す。健造はき先と荷物の数を確かめた。医療品に、で売る雑貨、それから正用品。箱のきさもさもばらばらで、荷台へ積む順番を考えなければならない。途で荷をろす所もあるため、奥に積んだ箱を先にすわけにはいかなかった。

倉庫では、作業員たちが段ボールをで運んでいた。健造も着を脱ぎ、箱を持ちげる。腰を落として持たないと、すぐに痛める。荷台の奥からいものを積み、崩れやすい品は隙を埋めるように置く。荷物が片側へ寄らないよう、のさも見ながら並べた。

末は、決められた量よりく積むもあった。荷主から頼まれると、断りにくい。会社も運転も、できるだけ度にく運びたがる。健造は伝票の数字を見直し、ロープを結ぶに荷のさを確かめた。危ないとえば、荷物を減らすよう配係に言う。それで嫌な顔をされても、るのは自分だ。

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荷を積み終えると、荷台にきな幌をかぶせた。太いロープを何本も渡し、緩まないように締めていく。結び目の位置や引っ張る方向を違えると、っているに幌がずれ、を受ける。健造は若い頃、先輩から何度も結び方をやり直させられた。

「見た目だけじゃだめだ。荷がかないように締めるんだ」

今では、その先輩の言葉がに染みついている。結び目をひとつずつ確かめ、幌の端をえた。

発には、さなハンマーでタイヤを本ずつ叩いて回る。音を聞けば、空気がりないかどうかが分かる。体のも覗き、オイルやの具を確かめた。タイヤの側面に傷がないか、ナットが緩んでいないか、で触れて確かめる。

運転席へ乗ると、メーターの奥に丸い記録をセットした。タコグラフは、ったと速度を針で記録する。会社へ戻れば、そのを見て運転の仕方を確かめられる。健造は記録の留め具を押さえ、盤面の針がくのを見た。

エンジンをかけると、運転台のからい音が響いた。健造はハンドルを握り、誠のお守りに度だけ触れた。それから伝票を助席に置き、庫のへ向かった。

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